使うことなく長い間、倉庫に保管している農機具はありませんか?故障してしまった農機具、長年放置しておりエンジンが作動するか分からない農機具、使ったことがないから操作が分からず倉庫に眠ったままの農機具。
そういった農機具でも、中古農機具はメーカー・種類によって売却できる場合があります。
今回はどのような農機具が売れるのか、農機具のプロが解説していきます。
なぜ故障していても売れるのか?
使うことなく長年放置、壊れている農機具でも、日本メーカーの農機具は高性能で、頑丈に作られており、修理をすれば作動するようになります。そのため、農機具買取業者は壊れている農機具でも買取ります。
また、特に古くて壊れている日本メーカーのトラクターは海外で需要があり、貿易輸出されます。特にアジア、ヨーロッパに大半が輸出されています。30 年以上前に製造されたモデルは、作りがシンプルなため現地でも簡単に修理や整備ができるため高い人気があります。
そういった理由から、壊れている農機具でも売れる確率が高いのです。
壊れていても売却できる例
トラクターはエンジンまわりの不調により動かなくなることが多いです。よくあるトラブルはエンジンオイルメンテナンスの不足、エアクリーナーメンテナンスの不足、油圧オイルメンテナンスの不足となります。
田植機の故障トラブルは植込杆グリスアップ不足による植付け不調、施肥機のクリーニング不足による肥料詰り、燃料系統メンテナンス不足によるエンジン不調が原因となります。
コンバインの故障トラブルは刈取部注油不足による刈取不調、転輪注油不足による足回り不調、コンバイン内部の清掃不足によるネズミ食害が原因となります。
その他にも、タイヤのパンクやクラッチが効かないというトラブルもあります。
これらのトラブルは修理や部品の交換をすれば解消するので高額買取の可能性もあります。
作動の確認方法がわからない場合
使ったことがない、操作したことがなく長年放置している農機具のエンジン始動は危険です。運転できる人にエンジン始動をお願いした方が好ましいでしょう。
エンジンがかかるかわからない状態でも買取の見積査定に出すことは可能です。しかし、動いたほうが確実に買取金額は高くなります。
可能であれば、一度作動するのか確認することをおすすめします。
売る際に 3 つの注意すべき点
買取査定に出す際には、以下の 3 点に注意しましょう。
①エンジンを定期的に動かす
農機具は使用しなくても、定期的にエンジンをかけ長持ちさせましょう。エンジンをかけずに長期間放置するとバッテリーが上がり始動しなくなります。エンジンがかからない農機具を買取する業者もいますが、査定額が大幅に下がります。
②車体をキレイに掃除する
農機具は土に接触する機械のため、非常に汚れが付きやすく、塗装もはがれやすいという問題点があります。また、汚れが原因となり不具合を起こしてしまうことがあります。車体をしっかりきれいに掃除してから査定に出すことをおすすめします。
③屋根があるところで保管する
農機具を屋外に置いておくと、直射日光や雨風でさび付いたり劣化します。乾燥していて雨風が入らず、ほこりが少ない屋内で保管することが一番理想的です。屋内に保管する環境やスペースがない場合はビニールシートをかけて雨に濡れないようにしましょう。ビニールシートをかける場合はアスファルトやコンクリートの地面が望ましいです。
まとめ
倉庫に眠っている壊れた、動かない農機具は売却できる可能性があります。放置したままですと劣化していき、買取できなくなるかもしれません。
「動かないけど売れるのかな?」と疑問をお待ちでも、農機具買取査定に一度出すことをおすすめします。
一社だけでなく複数の買取業者に買取査定を依頼し、相見積もりを取ると、納得できるお取引になると思います。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。