農機具はたくさんのメーカーが、製造・販売しています。タイプ・形・能力などの違いによっていろんな製品があるため、購入の際にどのような基準で選べばいいか迷っている人がいるかもしれません。
初めての購入はもちろん、一度購入すると頻繁に買い替えるものではないため、頭を悩ませているのではないでしょうか?
ここでは実際に購入することを視野に入れて、国内の農機具メーカーの売上高ランキングを紹介します。さらにメーカーごとの特徴やメーカーを選ぶときのポイントを徹底解説します。
農機具選びの参考にぜひチェックしてください。
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農機具メーカー選びのポイント
まずは用途や目的を整理しよう
農機具には、一般家庭にも浸透している刈払機や家庭菜園用・ガーデニング用などのコンパクトなもの、広い農園などで使用する業務用のものまで、さまざまな種類がそろっています。
一方、初心者にありがちなのが、作業効率を上げるために使用しているのにもかかわらず、本来の目的に合った使い方ではないために効率が悪くなってしまうことです。効率が悪くなるだけでなく、壊れやすくもなってしまいます。
また、操作方法がわからず本来の性能を十分に発揮できていないことも少なくないでしょう。
農機具を選ぶ際には、どのような場所でどのような使い方をするのかという目的や用途を明確にすることが重要です。ここで一度、メーカーごとの特徴を整理して見ていきましょう。
メーカーの特徴を知ろう
農機具を製造・販売しているメーカーは、国内外合わせて数多くあります。
メーカーごとに細かな性能や価格で差はあるものの、どれを選んでも基本的な機能にはそれほど違いはありません。
特定の機能については、メーカーによって特徴があるので選ぶ際のポイントとなります。
また、農機具の使い勝手や故障時の修理のしやすさ、アフターサービスなどもメーカーにより違いがあるのでその点も判断材料になるでしょう。
初めてなら国内大手メーカーがおすすめ
国内の農機具メーカーは、性能の高さや使い勝手の良さなどによって、日本国内だけでなく海外でも注目されています。
一方、海外のメーカーによる製品は広大な土地に対応した高性能で高出力のものが多いため、作業範囲が広い農園などの場合におすすめです。
作業範囲が大して広くない場合は、国内のメーカーから用途に合わせて選ぶのが良いでしょう。
国内の大手メーカーは、アフターフォローも充実しているうえ、購入前に参考になる情報や口コミが豊富にあります。
製品の質も高く、耐久性にも優れた傾向にあるため、故障のリスクも低く、一度購入すると、長く期間使い続けられるという大きなメリットを有しています。
農機具メーカー売上高TOP7社を解説!(2021年度)
参照:平成28年度 農林水産省 「農業機械をめぐる情勢」
1位:農機具メーカーの王者「クボタ」
2021年12月:2兆1,968億円
日本一の農機メーカーといえば、クボタです。
国内でトップクラスのシェア率と売上高を誇っており、幅広い農機具で商品をリリースしています。
また、売上のうち約7割を海外が占めており、国内だけでなく海外でも強く支持されており、世界中で120か国以上で事業展開しています。
クボタの製品は故障が少ないと言われていて、中古市場でも買い取りの需要が多く、大きな人気を得ています。農家にとって定番のT245D・X-20・KL27・GL-19などのモデルが数多く購入されています。
同社のメーカーとして特筆すべきことは、1971年に業界初の4WDを搭載した小型乗用トラクターを発売したことです。発売後すぐにベストセラー商品となり、2016年にはGPSを搭載した農機を製品化しました。
近年では、自動運転・無人化農機の開発に積極的に取り組んでいます。
参照:クボタ連結決算説明2021年12月期
2位:おなじみの定番メーカー「ヤンマーHD」
2022年3月:8,714億円
ヤンマーはクボタに続く人気メーカーです。
同社の製品は、クボタと同様に故障が少ないことを売りにしています。トラクターはもちろん、乗用田植機・コンバイン・ミニ耕運機といった管理機の需要が高く中古市場でも人気です。
また、世界最大手の農機メーカーであるアメリカの「Deere & Company(ディア・アンド・カンパニー)」と提携しており、今後の低燃費化が期待されています。
近年は、自動運転トラクターや収穫量を可視化できるコンバインなど、最先端の技術を搭載した農機を発売しています。
参照:ヤンマー 2022年3月期決算概要について
3位:草刈機(刈払機)なら「スチールグループ」
2021年12月:約6,604億円
チェーンソー世界販売台数第1位を誇るスチール社は、ドイツで1926年に設立されたチェーンソーブランドです。
ドイツ以外にもアメリカ・スイス・ブラジル・中国など、世界160か国以上で販売されています。
日本国内での売上数は少ないものの、グループ世界全体の総売上ではクボタやヤンマーにも引けをとりません。
農機のなかでも「切る」分野に特化し、チェーンソーはもちろん、刈払機・ヘッジトリマー・ブロワー・高圧洗浄機・コンクリートカッターなど林業や園芸関係のツールを多く販売しています。
参照:STIHL グループ 売上高&従業員
4位:日本で初めて田植機を開発「井関農機(イセキ)」
2021年12月:1,581億円
100年以上の歴史を持つ老舗農機メーカー、イセキ。
田植え機やコンバインが主力商品で、クボタ、ヤンマーに続く日本第3位の売上数を誇っています。
ブルーのボディのトラクターが有名です。
日本で最初に自走時脱型田植え機「さなえシリーズ」やコンバインを開発したメーカーで、比較的リーズナブルな価格とメンテナンスのしやすさが特徴です。
特にコンバインは海外でも人気で、中古製品としても高い値段で取引されています。
また、特許登録率が高く、常に最新の農機開発に力をいれているのがわかります。
参照:イセキ 業績推移
5位:小型屋外作業機国内トップ「やまびこ」
2021年12月:1,423億円
やまびこは、小型野外作業機の販売において、国内トップの実績を持つメーカーです。
2008年12月に新ダイワと共立が合併して設立された会社で、トラクターやコンバインなどではなく、ブームスプレーや防除機、ミニ耕うん機といった小型の農機を主に販売しています。
農機ではおなじみのブランドである「KIORITZ」「shindaiwa」「ECHO」の3つを手がけており、海外でも注目されています。
参照:やまびこ 会社を知る
6位:耐久性と安全性を重視「三菱マヒンドラ農機」
2022年3月:473億円
三菱マヒンドラ農機は、もとは「サトー」として1914年に創業して以来100年続く歴史あるメーカーです。
自動車で有名な三菱重工業系列の農機メーカーであり、農業機械全般の開発・製造を行っています。近年では大型トラクター「M-Star」といった独自性のある機種も販売しています。
耐久性と安全性に優れたモデルが多く、中古市場でも人気のあるメーカーといえます。
農機の丈夫さはもちろん、定期的なメンテナンスにより長く使えることを売りにしており、アフターサービスが充実していることも見逃せません。
参照:山陰中央新報デジタル 三菱マヒンドラ 21年度16%増収 海外事業好調
7位:消毒や除草剤の散布機なら「丸山製作所」
2021年9月:375億円
本社が東京都千代田区におく農機メーカー、丸山製作所。
主に農作物や果樹などの消毒に使用する動力噴霧器・トラクター用除草剤散布装置、ブームスプレーヤなどの農林業用機械を製造しています。
特に独自のポンプを使用した防除機においては、さまざまな農家のニーズに対応するために多種多様な製品の開発・製造に力を入れています。
また、自社製の2サイクルエンジンを使用した刈払機やチェーンソーなども販売しています。
参照:丸山製作所 決算の概要
人気メーカー製品をお得に購入するには?
中古購入なら人気メーカー製品もお得に
大手メーカーの人気商品を買いたいとは誰もが思うところ。
ただ新品は高額なため、購入が難しいという人には、お得に購入できる中古製品の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
特に大手メーカーのものだと、製品の情報も豊富にあるため、購入前に性能を比較検討できます。また、口コミ情報も多いため参考にすることができます。
知名度の高い大手メーカーだと部品の中古なども流通している場合も多く、万が一の修理にも対応できます。
商品はもちろん、販売店の見極めも重要
中古製品とはいえ決して安い買い物ではありません。後悔しないためにも、製品だけでなく販売店のサービスなどもしっかりと見極めることが重要です。
中古の農機を扱っている販売店はたくさんあり、価格やメンテナンス時の対応などにはばらつきがあります。
安さだけで決めてしまうのではなく、本当に信頼できる販売店から購入するようにしましょう。
適正な価格か、しっかりと整備されているか、気軽に何でも相談できるか、などのポイントをきちんと確認することが大切です。
中古購入&買取ならあぐり家
新品では予算が足りず、中古の農機購入を検討している人には、あぐり屋の中古販売がおすすめです。
国内主要メーカーの人気商品を多く取りそろえており、アフターフォローも万全の体制が整っています。
また、あぐり屋ではこれまで培ってきた業界ネットワークと豊富な経験を活かして、農機具の適正価格での買い取りも行っています。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。