コンバインの寿命は何年なのか、あとどのくらい使えるのか気になっているのではないでしょうか。
この記事では、コンバインが故障するタイミングや寿命を紹介していきます。コンバインの買い替え時期の計画に役立ててみてください。
さらに、コンバインをできるだけ長く使っていくために、どのようなメンテナンスが必要なのかも詳しく紹介します。
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コンバインの寿命は約10年
コンバインの寿命は約10年といわれています。ただし、使い方によっては寿命が来る前に故障したり、寿命より長く使えたりする場合があります。
作付け面積が大きいとコンバインの稼働時間も多くなるので、規模が大きいと寿命がもっと短い場合もあります。定期的なメンテナンスを行うことで、コンバインの寿命を延ばすことが可能です。
コンバインが故障しやすい目安時間
使用年数としての寿命は一つの目安で、実際は稼働時間も寿命に大きく関わります。使用時間が長ければ長いほど、機械が摩耗・消耗していくためです。
年数と稼働時間の両方の目安を知って、適切な寿命を見極められるようにしていきましょう。
コンバインの寿命と比較されやすいのが耐用年数や耐用時間
コンバインの耐用年数には、税制上の耐用年数とコンバインとしての寿命(耐用時間)という2つの意味で使われることがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
税制上の耐用年数とは、減価償却資産として使用できる期間です。使用開始から効用喪失まで減価償却費を計上します。コンバインを含めた農機具の法定耐用年数は7年です。
一方、耐用時間とはコンバインが実際何時間使えるかのことです。耐用時間は700時間から1000時間といわれます。稼働時間はアワメーターで知ることができます。
大規模に展開している農家と小規模農家では、1年間で稼働する時間が異なってきます。つまり、コンバインの寿命を知るには耐用年数より耐用時間の方が重要だということです。
使用時間が400時間を超えてくると、コンバインが故障しやすくなってきます。特に故障しやすい箇所としては、消耗の激しいベルト部分や前輪ギアケースのオイル漏れ、ロータリー部分の爪などがあります。ただし、消耗品の修理費用はそれほどかかりません。こまめに点検して、交換・修理を行っていくことで長持ちします。
エンジンオイルやオイルフィルターカートリッジも、定期的な交換が必要です。
コンバインの寿命を延ばすメリット
コンバインの寿命を延ばしてどんないいことがあるかというと、買い替える時期を延ばせます。買い替え時期を延ばすことができれば、新たに購入するための費用を先延ばしにでき、出費を抑えられます。
売却時に高く買い取ってもらえることも、コンバインの寿命を伸ばすメリットです。
コンバインは農機具の買取業者でよく取引されています。寿命がきた際、あるいは買い換えるときに買取業者に売ることは、大事にしてきた農機具をできるだけ有効活用してお金に変える良い手法として好まれているのです。
コンバインの状態は査定され、見積もり額に反映されます。状態が良いと金額が高くなりますが、コンバインの状態が悪いと査定額が低くなるかもしれません。査定額の付け方は買取業者によっても異なるため、気になる方は相見積もりをとってみましょう。
コンバインを大事に扱い寿命を延ばすことで得られるメリットは大きいため、1年でも2年でも寿命を延ばすようにしましょう。使い方によっては、コンバインの寿命といわれる10年を超えても使い続けることができます。
コンバインの寿命を延ばすメンテナンス:8つのコツ
コンバインの寿命を延ばすには、日頃の、そして定期的なメンテナンスが大切です。コンバインのメンテナンスのコツを8つ紹介します。
ブレーキの点検をおこなう
農作業をする前には、必ずブレーキの点検をしておきましょう。肝心な時にブレーキが効かないと、事故につながってしまうからです。ブレーキの点検方法としては、ブレーキペダル(駐車ブレーキ)やセーフティペダル(走行クラッチ)の効きを確認します。
点検でブレーキの異変に気付いたら、自分での修理が難しい部分のため、早めに修理業者に相談しましょう。
刈り取り部分の刃を確認する
刈り刃部分のすき間が大きくなっていないか、刃の損傷や摩耗がないかを確認します。
刃のすき間が大きいと刈り残しが増えます。刃の損傷や摩耗は、株の引き抜きが多くなってしまいます。調整や交換は早めに業者に相談しましょう。
刈刃を長持ちさせるためには、作業前や作業後に適量の注油をすると良いでしょう。油分が失われている、あるいは錆びている状態だと刈刃がダメージを負うためです。
刈り取り部分の点検をする際には、本体をしっかりと固定しておきます。固定しておかないと落下してしまうおそれがあるからです。
脱穀部分にわらを詰まらせない
こぎ胴のカバーを開き、脱穀部分のわらが残っていないか確認します。わらが粉砕できずに残ると詰まってしまうことがあります。わらの残りをこまめに取り除き、できるだけ詰まらないようにすることが重要です。点検の際は怪我防止のために手袋などを使用しましょう。
わらが詰まる原因は、わら切り刃の摩耗が考えられます。刃の部分のギザギザがなくなってきたら摩耗している状態です。摩耗していた場合は交換が必要です。
エンジンオイルの量や汚れを確認する
エンジンオイルが汚れていたら交換し、不足していたら補充します。オイルの量が不足したり汚れていたりすると、エンジンの焼き付きが起きる原因になり、エンジン不調につながるからです。
エンジンオイルの点検は、エンジンを守るためだけではなく、コンバインの寿命を延ばすためにも大切な作業です。交換時期は、初回で約50時間、2回目からは約200時間を目安にします。エンジン部分は機械の中でも最も重要と言ってもいいほど基幹的な部分です。できるだけ漏れなくチェックしましょう。
オイルフィルタカートリッジの使用時間を管理する
オイルフィルタカートリッジは、エンジンオイルと同様、初回約50時間、2回目以降は約200時間を目安に交換しましょう。フィルタ部分が詰まると、オイルの圧力が低下します。オイル交換と同じタイミングで交換すると、忘れずに交換ができます。
ファンベルトの摩耗やたわみなどを点検する
ベルトはコンバインの動力をつなぐ重要な働きをしています。亀裂や摩耗がないか、しっかり確認しましょう。
ファンベルトに亀裂や摩耗、たわみがあると動力をうまく伝えられなくなります。農作業するときは必ず点検しておきましょう。異常があった場合は交換も検討してください。
クローラの摩耗や汚れを確認する
クローラは、コンバインが走行する時に地面に触れる部分です。自動車のタイヤと同じで、摩耗や亀裂があると走行できなくなります。
クローラに摩耗や亀裂があれば交換、大きなたわみがある時は調整が必要です。
農作業後は、クローラに付いたわらや泥などの汚れを落とします。特に、シーズン後の掃除では汚れをしっかり落としてから保管しましょう。
保管場所のネズミを駆除する
保管所にネズミが住み着いていないか確認し、いる場合は駆除しましょう。
農作業後のコンバインは、泥汚れを落とすだけでなく、わらや穀物などを取り除きます。特に、こぎ胴内や排わら処理部分は丁寧に掃除しましょう。わらや穀物が残っていると、ネズミが侵入しやすくなり巣を作ることがあるからです。
ネズミは前歯で何でもかじる習性があります。コンバイン内に侵入してコードをかじることもあるので注意が必要です。
ネズミを駆除する方法としては、穀物に無害な撃退液や超音波駆除器などがあります。これらを使ってできるだけ自分で対処しようとしても良いですが、大量にいる場合や苦手な場合などは無理をせず駆除業者に依頼をしても良いでしょう。
コンバインの寿命が来たら売却がおすすめ
コンバインの修理回数がかなり頻繁になったり、大きな故障になったりすると、修理費用が高くついてきます。修理費用がかさむ場合は、早めに売却し買い換える方法もあります。
コンバインは需要があるので、年式が古くても買い取ってもらえます。国産の農機具は海外でも需要があり、買取需要が高いのです。修理ができなくても、部品として使える物もあります。
あぐり家では不要になったコンバインの高価買取が可能
コンバインは、定期的にメンテナンスをすると寿命を延ばすことができます。しかし、何年も使っているうちに、修理費用がかさみ維持することが困難になる、あるいは寿命がきてしまいます。
故障で動かなくなったコンバインは、農機具専門業者に見積依頼をしてみませんか?廃棄処分をすると費用がかかってしまいますが、買い取ってもらうとお金に換えることできます。
農機具専門の買取業者である「あぐり家」では、現役のコンバインはもちろん、20年以上前の古いコンバインや故障して動かなくなったコンバインでも買取が可能です。
コンバインのほか、トラクターや耕運機、ハンマーナイフモアなどさまざまな農機具も取扱可能。古い農機具が眠っている倉庫があっても、まとめて引き取ってもらえるかもしれません。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。