【使用者の声付き】ラジコン草刈機のメリット・デメリットとは?!

草刈り機

「ラジコン草刈機はどのような点が優れているの?」
「従来の草刈機と比較して悪い点はある?」

このような悩みを持っていませんか?本記事では、ラジコン草刈機の購入を検討している方に向けて、以下を解説します。

・6つのメリット
・5つのデメリット
・使用者の声
・エンジン式と電動式のメリット・デメリット

実際に使った方の良かった点と悪かった点も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

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ラジコン(リモコン)草刈機の6つのメリット

ラジコン草刈機の主なメリットは以下の6つです。

1.安全に草刈りができる
2.人が入れない場所の草刈りができる
3.体への負担を減らせる
4.熱中症対策ができる
5.すばやく草刈りができる
6.補助金を活用して導入できる

それぞれの詳細を解説します。

1.安全に草刈りができる


ラジコン草刈機の大きなメリットの1つは、作業中の事故や怪我のリスクを大幅に減らすことができる点。ラジコン草刈機であれば、キックバックは発生せず飛散物による怪我のリスクも少ないです。また、これまで滑落のリスクがあり危険だった急な傾斜も、ラジコン草刈機を活用すれば安全に作業ができます。

ただし、本体の最大対応傾斜角度を事前に確認しておく必要があります。なお、傾斜でラジコン草刈機を操作する際は、本体よりも高い位置で操作してください。

 

2.人が入れない場所の草刈りができる


ラジコン草刈機は、斜面などの危険な地形だけでなく、人が入れない場所の草刈りもできます。例えば、以下のような場所です。

・幹が垂れ下がっている果樹園
・ソーラーパネルが設置されている農場

ラジコン草刈機の車高に注意して操作しましょう。

 

3.体への負担を減らせる


ラジコン草刈機は、リモコン操作により作業ができるため、体への負担を大幅に減らすことができます。従来の草刈機は、直接操作したり肩に背負ったりする必要があったため、使用者の肩や背中、腰に大きな負担がありました。

一方、ラジコン草刈機は本体を背負ったり持ち上げたりする必要はありません。ラジコン草刈機は、ベテラン農家だけでなく新規就農者にとっても、大きな助けとなるでしょう。

 

4.熱中症対策ができる


ラジコン草刈機は真夏の暑い日の熱中症対策に有効です。日陰や車の中などからの遠隔操作ができ、直射日光を避けて草刈り作業ができるためです。

農林水産省によると、農作業中の熱中症による死亡者数は、2011年から2020年の10年間で257人発生していると報告があります。ラジコン草刈機などによるスマート農業の導入は、農業における熱中症の死亡事故の抑制につながるでしょう。

出典:農林水産省 農作業中の熱中症による死亡事故の発生状況①

 

5.すばやく草刈りができる


ラジコン草刈機はリモコン操作に慣れれば、従来の草刈機よりもすばやく作業を終えられます。実際に、従来の草刈機よりも数倍の早さで、草刈りが終わったという声もあります。

加えて、均等の高さで刈ることができるため、仕上がりも綺麗になりやすいメリットもあります。草刈りを早く終えられれば、余った時間を他の農作業やプライベートの時間に費やすことができるでしょう。

 

6.補助金を活用して導入できる


ラジコン草刈機は、スマート農業の一環であるため国から支援を受けられます。例えば、以下のような補助金事業です。

・スマート農業の全国展開に向けた導入支援事業
・みどり投資促進税制

ただし、申請するには特定の要件を満たしている必要があります。申請期間も決まっているため注意が必要です。気になる方は、農林水産省のホームページの補助事業参加者の公募から調べてみましょう。

 

ラジコン草刈機の5つのデメリット

ラジコン草刈機の購入を検討している方は、デメリットを理解しておきましょう。デメリットを理解しておかないと、思わぬ出費や負担が発生する恐れがあるためです。

ラジコン草刈機の主なデメリットは以下の通り。

1.従来の草刈機よりも導入コストが高い
2.リモコン操作に慣れる必要がある
3.使用できる地形に制限がある
4.メンテナンスが必要である
5.長時間の作業に不向きである

それぞれの詳細を解説します。

1.従来の草刈機よりも導入コストが高い


ラジコン草刈機の大きなデメリットとして挙げられるのが、従来の草刈機よりも価格が高いこと。リモコン操作ができる点など、先進技術が導入されている分、価格が高くなっています。

例えば、ラジコン草刈機と従来の草刈機の価格を比較すると以下の通りです。

・YW500RC(ヤンマーのラジコン草刈機):1,842,500円(税込)
・YW450H(ヤンマーの草刈機):244,200円(税込)

さらに、故障した際は専門的な修理が必要であるため、従来の草刈機よりも費用がかかります。高額な分、使用しないと宝の持ち腐れになります。使用頻度なども考慮して購入を検討しましょう。

 

2.リコモン操作に慣れる必要がある


2つめは、ラジコン草刈機の遠隔操作に慣れが必要であることです。これまでの草刈り作業とは異なり、リモコンやスマートフォンを用いた遠隔操作を覚えなければなりません。

「本体はどのような動きができるのか」「どのような地形で作業できるのか」などを理解したうえで、リモコン操作をする必要があります。まずは、前進・後退・旋回などの基本的な操作を覚えるとよいでしょう。

 

3.使用できる地形に制限がある


ラジコン草刈機は従来の草刈機よりも本体が大きいため、幅の狭い地形などでは物理的に使用できないことがあります。その他にも、石や折れた木などの障害物が多い場所では自由に動けないことも。

加えて、雨の日に地面がぬかるんでしまうと作業ができないこともあります。リモコンは防水仕様であるかどうかの確認も忘れてはいけません。

傾斜に関しても制限があるため注意が必要です。例えば、ヤンマーのラジコン草刈機であるYW500RCは、最大対応傾斜角度45°と設定されています。購入前や使用前に、本体の最大対応傾斜角度と使用する地形の傾斜を確認しましょう。

 

4.メンテナンスが必要である


従来のラジコン草刈機と同様にメンテナンスは必要です。ラジコン草刈機ならではのメンテナンスとして、リモコンやバッテリーの管理です。ラジコン草刈機を購入する際は、メンテナンスのしやすさなども考慮して購入しましょう。

 

5.長時間の作業に不向きである


ラジコン草刈機は、バッテリーにより駆動時間が制限されるため長時間の作業に不向きです。ラジコン草刈機の駆動時間は、メーカーや本体の種類により異なり3〜5時間とさまざまです。

ラジコン草刈機の購入を検討しているのであれば、草刈りをする場所はどれくらいの広さで、作業にはどれくらいの時間がかかるのかを考慮しておく必要があります。

長時間の草刈りをすることが多い方は、駆動時間の長い本体を選ぶか、予備のバッテリーなどを購入する必要があるでしょう。

 

【使用者の声】ラジコン草刈機を使用してよかった点と悪かった点

農林水産省の「リモコン式草刈機のシェアリングについて」に記載されているラジコン草刈機の使用者の声を参考にすると、以下のような声があります。

【良かった点】
・刈ることが難しい背丈の高い草も刈ることができた
・操作方法がシンプルで最低限の操作はすぐに覚えることができた
・メンテナンスする場所は決まっているため手入れが楽である

【悪かった点】
・地面がぬかるんでいる場所やへこんでいる場所などは使い勝手が悪かった
・本体が重たいため草刈機が転倒した際、一人での対応が難しい
・リモコンの耐久性が低く、落としたり濡らしたりすると破損または故障する

参考:農林水産省 リモコン式草刈機のシェアリングについて

ラジコン草刈機のエンジン式と電動式のメリット・デメリット

ラジコン草刈機はエンジン式と電動式があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、購入前に確認しておきましょう。

1.エンジン式のメリット・デメリット


エンジン式のラジコン草刈機のメリット・デメリットは、以下の通りです。

【メリット】
・パワーがあるため草が多い場所でも効率よく草刈りができる
・本体の種類が多く用途に応じて選ぶことができる
・広範囲の草刈りに適している
・燃料の補充がすぐにできる

【デメリット】
・エンジンがある分、本体が大きくなり狭い場所では使いにくい
・電動式と比較して重く100kg以上はあるため転倒した際は一人で対応できない。本体によってはクレーンが必要である
・騒音や排気ガスが多いため近隣に迷惑がかかる場合は使用しづらい
・「エンジンをかける」など動かすまでに手間がある

 

2.電動式のメリット・デメリット


電動式のラジコン草刈機のメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】
・低騒音で排気ガスも出ないため環境に優しい
・エンジン式と比較するとコンパクトであるため狭い場所でも使いやすい
・軽量なものが多いため転倒した際も復帰しやすい
・電源ボタンなどによりすぐに本体を動かすことができる

【デメリット】
・充電完了するまで時間がかかる
・エンジン式と比較するとパワーが劣るため作業効率が下がる
・本体の種類が少ない
・広範囲の作業を行う場合は予備のバッテリーが必要である



 

不要になる草刈機を売却してラジコン草刈機の軍資金にしよう

ラジコン草刈機は導入コストが高いなどのデメリットがある一方、「安全かつ体に負担なく作業ができる」という大きなメリットがあります。そのため、近年ではラジコン草刈機を選ぶ人も増えています。

導入コストに関しても、補助金を活用ができれば出費を抑えることができるでしょう。また、現在使っている草刈機を売却すれば、ラジコン草刈機の軍資金にできます。あぐり家では草刈機も高価買取中です。気になる方はぜひお問い合わせください。

この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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