ホイールローダーは何ができる?取得すべき免許や購入時の選び方も解説

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ホイールローダーは、土木・建設現場や農業分野で活躍する多目的な建設機械です。本記事では、ホイールローダーの特徴や用途、選び方、必要な資格について詳しく解説します。

ホイールローダーの導入を検討している方や、その性能に興味がある方に役立つ情報が満載です。

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ホイールローダーとは

ホイールローダーは、多くの現場で活躍する多目的な建設機械です。大量の土砂や砂利、資材などを効率的に移動させるために設計されています。その特徴や種類、他の建設機械との違いを理解することで、ホイールローダーの真の価値がわかります。

以下では、ホイールローダーの基本的な情報から、その独自の強みまでを詳しく解説します。

ホイールローダーの特徴と種類

ホイールローダーは、前部に大きなバケットを装備した機械です。このバゲット部分を使用することで、素材の持ち上げ、運搬、積み上げなどを行います。

ホイールローダーは、タイヤ(ホイール)で走行し、主に土砂や砕石などの積み込み作業に使用されますが、アタッチメントを交換すれば、別の作業に対応できます。

ホイールローダーのバケット容量は、0.4立方メートルから20立方メートル以上の幅広い種類があり、用途に応じて選択できます。

ホイールローダーが得意な作業

ホイールローダーができる作業の幅は広く、例えば以下のような作業を行えます。

・土砂や砕石のダンプトラックへの積み込み
・除雪作業や集めた雪の運搬
・農業分野での飼料や堆肥の運搬
・採石場での石材の運搬
・産業廃棄物処理場での廃棄物の移動
・地面を平らにする整地作業

特に大量の素材を扱う作業や、短時間での積み込み・運搬作業では、その高い機動性が際立ちます。また、近距離であれば、バケットに積んだまま運搬することが可能です。

ホイールローダーとショベルローダーの違い

ホイールローダーとショベルローダーは、似た機能を持ちますが、主な違いは走行方式にあります。ショベルローダーは、二輪駆動なので、不整地や急傾斜地での走行が困難です。一方でホイールローダーは、四輪駆動なので不整地・急傾斜地での走行が可能です。

また、ホイールローダーは地表面から下に掘る作業が可能ですが、ショベルローダーは構造上、地表面から下へ掘り下げることはできません。

ホイールローダーとブルドーザーの違い

ホイールローダーとブルドーザーの主な違いは、作業目的と走行方式です。ホイールローダーは、主に積み込み作業に使用されますが、ブルドーザーは、主に大規模な整地作業、土砂などの押土作業などに使用されます。

ホイールローダーはタイヤを装備しているため、公道での走行が可能です。タイヤ走行ができることで、機動性に優れ、狭い場所での作業や細かい操作ができます。

一方、ブルドーザーは、主に大規模な整地作業や、土砂などの押土作業、盛り土作業に使用され、クローラーで走行します。

ホイールローダーの選び方

作業効率や投資効果を最大化するなら、購入時は慎重にホイールローダーを選定していかなくてはなりません。適切な機種を選ぶことで、作業時間の短縮や燃費の改善、さらには作業者の負担軽減まで実現できます。

以下では、ホイールローダーを選ぶ際の重要なポイントを紹介していきます。

バケット容量で選ぶ

ホイールローダーを選ぶ際、バケット容量は重要な要素です。大きなバケットだと大量の素材を運搬できるので、作業効率が高くなります。狭い作業空間での細かい作業が求められる場合は、コンパクトなバケットが向いています。

バケット容量は、作業量や対象物の重量に応じて選びましょう。0.2立方メートル程度のものから、23立方メートルの容量まで幅広い容量のホイールローダーがあります。数字上ではバケット容量の違いは小さく思えても実際の動きや大きさ、効率面では大きく違うこともあるので、よく必要量を計算し、状況に合わせたものを選ぶようにしましょう。

タイプ(大きさ)で選ぶ

ホイールローダーは、主に標準的なホイールローダーと、ミニホイールローダーに分類されます。

標準的なホイールローダー

   ・ 中〜大規模な現場での使用に適しています。
   ・ 高い積載能力と作業効率を誇ります。
   ・バケット容量は1.0立方メートル以上が一般的です。

ミニホイールローダー


   ・小規模な現場や、狭い場所での作業に適しています。
   ・機動性が高いのが特徴です。
   ・バケット容量は1.0立方メートル未満が一般的です。

機能・出力で選ぶ

ホイールローダーを選ぶ際は、作業に求められる機能やエンジン出力も重要なポイントです。選ぶ際には、以下の5つのポイントをおさえておきましょう。

騒音レベル:
住宅地近辺での作業が想定される場合、低騒音設計かどうかを確認しましょう。

排ガス規制:
環境に配慮したい場合は、排ガスの記載を確認しておきましょう。

エンジン出力:
大規模な作業には高出力のモデルが必要です。エンジン出力は、高いほど重い荷物を持ち上げられますが、燃費が悪くなる場合があります。燃費とのバランスにも配慮しましょう。


操作性:
操作をする人の特性や必要なレベルの操作性を把握した上で、希望する機種を満足に操作できるのか確認しましょう。


快適性:
長時間の作業が想定される場合は、運転席の快適性も重要な要素です。

ホイールローダの運転に必要な資格

ホイールローダーの操作には、法律で定められた資格が必要です。適切な資格を取得することで、安全で効率的な作業が可能になるだけでなく、キャリアアップにもつながります。ここでは、必要な資格の種類や取得方法、講習の内容まで詳しく解説します。

運転に必要な免許・資格は以下の通りです。

・車両重量3トン以上:
車両系建設機械(整地等)運転技能講習と大型特殊免許

・ 車両重量3トン未満:
小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育と小型特殊免許


講習の内容は、学科講習と実技講習に分かれています。学科講習では、建設機械の構造や法令、安全管理などを学びます。実技講習では、実際の機械を使用して基本的な操作や作業方法を習得します。

講習の費用は、地域や講習機関によって異なりますが、おおよそ以下の通りです。

・小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育:17,000円程度

・車両系建設機械(整地等)運転技能講習:40,000円から100,000円程度

車両系建設機械(整地等)運転技能講習の講習期間は、通常5〜6日間で、学科13時間、実技25時間の計38時間の受講が必要ですが、所有資格によって、期間や費用が異なる場合があります。

他の農機具に必要な免許は、別記事にて取り上げておりますので、よろしければご覧ください。

農機具に必要な免許は?必須の運転免許から、あると便利な資格まで

ホイールローダーの耐用年数

ホイールローダーは高額な投資ですが、適切に管理すれば長期間の使用が可能です。自走式の作業用機械装置に分類されるホイールローダーの法定耐用年数は、8年です。

しかし、実際の使用可能な期間は、使用頻度や環境、メンテナンス状況によって大きく異なりますが、一般的に8〜12年程度とされています。

耐用年数は、あくまで法律的な資産の計算に使われる指標です。適切な定期点検やメンテナンスを行えば、さらに長期間の使用が可能です。適切な使用と定期的なメンテナンスを行なって、10年以上の使用を目指してみましょう。

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現在どんな機種が販売されているか、まずはチェックしてみてください。もちろん、不要になった農機具やその他機械類の処分・買取のご相談も歓迎です。

この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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