トラクターで草刈りは可能?おすすめ草刈機や使い方、選び方までを徹底解説

草刈り機

草刈り作業は農業において欠かせない重要な作業ですが、広大な面積を手作業で行うのは非常に大変です。草刈機で地道に圃場を練り歩いて草刈りしていくことも可能ですが、より効率的な方法としてトラクターを使用した草刈りがあります。

本記事では、トラクターで接続するタイプの草刈機の種類や選び方、おすすめの機種などを詳しく解説します。作業効率を上げたい方はぜひご覧ください。

トラクター用草刈機の種類

トラクター用草刈り機には主に以下の種類があります。基本的にはトラクターの後方に付けられます。

①フレールモア:回転するドラムに取り付けられた多数の刃(フレール)が遠心力で広がり、草を叩き切る方式です。

②ロータリーモア:円盤状の刃が高速回転して草を刈り取ります。

③ディスクモア:複数の小型円盤刃が並んで回転し、草を刈り取ります。

④リーチモア:アーム付きの草刈り機で、法面や水路脇などの刈りにくい場所に適しています。

フレールモアについては、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

関連記事:フレールモアとは?種類や扱う際の注意点、人気メーカーを紹介!

トラクター用草刈機を使用するメリット

トラクターに接続する草刈機を使うメリットは、主に効率化です。座ったまま大量の草を刈れる点、そして広範囲の草を一気に刈れるため素早く作業が完了する点は大きなメリットと言えます。炎天下の中で体を動かさなくても良くなり、しかも座って操作するだけなので、疲労感も減るでしょう。

さらにフレールモアであれば、刈った草は細かく砕かれるので、捨てる手間も不要です。草はそのまま土壌の改良剤として使用できるので、草刈りが完了した後に土に混ぜ込めば一石二鳥を狙えます。

トラクター用草刈り機の選び方

トラクターで草刈りをしたいなら、選び方には多少の注意が必要です。選び方のポイントを紹介します。

トラクターの規格や馬力で選ぶ

使用するトラクターの馬力に対応している草刈り機を選びます。馬力が合わないと、性能を発揮しきれなかったり耐久性が落ちたりと、思うような効率化につながらない恐れがあります。

作業予定の特徴で選ぶ

平地が多いか、傾斜地が多いか、作業場所の特徴を把握しておきましょう。そもそも傾斜や狭い場所が多ければ、トラクターでの草刈りに向いていない場合もあります。そうなると、小回りの効くものと併用するか、あるいはトラクターでの草刈りを諦めるかを選ばなくてはならないでしょう。

草刈りの対象が、硬くて長い草なのか柔らかい草なのかでも選ぶべき機種が変わります。例えばフレールモアだと、硬く密集した草に対応できます。

求める作業効率で選ぶ

広い面積を効率よく刈るには、刈幅の広い機種が適していますが、狭い場所での作業もあるならサイズ感を調整する必要があります。

どの刈幅であれば最も効率が良いのか、実際に作業を行う場所を確認して割り出すと良いでしょう。

扱いやすさで選ぶ

メンテナンス性として、部品交換や清掃のしやすさもチェックしておくと、長持ちさせられるように手入れしていけます。さらに飛散防止カバーやクラッチ機構など、安全面にも配慮しているかも確認して、万が一の事故防止も考えておくと良いでしょう。

おすすめのトラクター用草刈り機



ニプロ(松山)

ニプロは多様なサイズ感の草刈機を展開しているメーカーです。「中耕除草管理」として、馬力展開も豊富になっており、ものによっては畝立てもできるものがあるほどトラクターでの草刈りの利便性を追求しています。

ニプロ/松山 FNC1400-1S

https://www.agri-ya.jp/products/detail.php?product_id=14765

クボタ

クボタは乗用モアを生産しています。トラクタと草刈機が最初から一体になっているので、組み合わせを考える必要はありません。おすすめは小回りがきき、安定感のあるGZD15-3HD(J)です。400リットルもの草を集積できる集草機がついているのも特徴です。

ササキコーポレーション

ササキコーポレーションは、トラクターのアタッチメント用の草刈機を多種展開しているメーカーです。

おすすめは「トラクター用ブームモア SBM360(DX)」です。アームを操作し、ガードレールの向こう側や、傾斜のひどい場所でも草刈りができます。油圧式のシリンダーで滑らかに、また安全性にも優れた機能を複数搭載しています。

トラクター用草刈機導入時の注意点

草刈機は刃物をつけている農機具なため、扱いそれ自体が危険性を伴います。操作に不安があれば、講習を受けたり安全服を着用したりするなど、自分でできる範囲で事前に対策を行いましょう。

操作が難しそうだと思った場合、また安全性の確保に自信が持てなかった場合はその草刈機の使用は諦め、より安全性の高い方法を検討するのがおすすめです。

まとめ

トラクター用草刈り機を導入すると、これまで大変だった草刈りを大幅に労力削減できます。購入時には、自身の農場の状況や作業内容に合わせて、適切な機種を選択することが重要です。

また、草刈機にはトラクターのアタッチメント以外にも様々な種類があります。安全性のより高い刃も、また手動で小回りの効くものもあり、状況に応じて柔軟に使い分ける必要もあるでしょう。

草刈機を手軽に手に入れて効率的な草刈りを始めたいなら、あぐり家で中古の草刈機を見つけるのがおすすめです。

まずはどんな草刈機があるか、販売ページからチェックしてみてください。

刈払機

この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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