田植え機のエンジンがかからないときの対処法!シーズン中に発生させないコツも

田植え機
田植機

田植えのシーズン真っ最中に、田植え機のエンジンがかからなくなってしまうと大変です。まさに今からすぐに必要な時に故障・修理となると、スケジュールがずれてしまい大きな労力がかかってしまうことになりかねません。

年間での稼働日数が少ない分、メンテナンスの頻度はどうしても落ちてしまうものです。しかし全くメンテナンスしなかったり、使用前の点検を怠ってしまったりするとトラブルの原因になる可能性があります。

この記事では、田植え機のエンジンがかからない時の対処法、その他トラブルの原因と対処やそもそもトラブルを発生させないための予防法について紹介します。

中古田植機

 

田植え機のエンジンが突然かからなくなった!原因は?

田植え機のエンジンが突然かからなくなってしまったら、まずは原因を特定しましょう。基礎的な見落としでエンジンがかからない場合もあれば、重篤な動作不良が起こっている場合も考えられます。もしかしたら前年に燃料を入れっぱなしにしていたからかもしれません。

順番に確認していってほしいポイントを紹介します。

まず確認したいこと(寿命、燃料、清掃、メンテナンス)

田植え機は、田植えの時期にしか使わないため、前回使った後はそのまま倉庫に眠っていることがほとんどだと思います。

まずは燃料をチェックし、前回の分をそのまま使っていないか、新しく燃料を入れたかどうかを確かめましょう。入っていなければ、燃料を入れることで動くようになります。古いものが入っていたなら、清掃し新しい燃料を入れましょう。

燃料が問題なければ、定期メンテナンスや前回使用後の清掃状況を確認しましょう。記録があればそれを、なければ機体を直接見て、汚れやさびつきを確認・清掃します。

また、田植え機の耐用年数や寿命も一旦確認しておくと良いでしょう。あまりにも古い機体であれば、そもそも買い替えを検討する時期をすぎているかもしれません。修理対応などがあまりに頻繁になると、新規購入をしたほうが良い場合があります。迅速な判断のためにまず把握しておきましょう。

田植え機の安全装置が作動したために動かなくなっている場合もあります。その時はヒューズが切れている状態になっているため、確認し、切れていれば交換します。

原因① エンジンのかけ方

ます。以下の手順でエンジンをかけたかどうか確認しましょう。なお、下記はクボタの田植え機の掛け方を参考にしていますが、モデルによっては順序やパーツ名が異なる場合があります。

1. 燃料コックのレバーを「運転」の位置に動かす
2. ブレーキをかける
3. ブレーキロックレバーでブレーキをロックする
4. 主変則レバーと植付クラッチレバーを「N」(中立)にする
5. 緊急停止ボタンを「運転」位置にする
6. チョークレバーを引く
7. アクセルレバーを「始動」位置まで引く
8. エンジンスイッチを「始動」位置にする。
9. メインスイッチを「運転」位置にしてリコイルハンドルを引く

参考:クボタ「取扱いのポイント」

原因② 田植え機のセルが回らない

セルモーターが回らない場合、バッテリーが上がってる場合があります。バッテリーの充電あるいは交換で対応できます。田植え機を久しぶりに使い始めるなら、使用前に必ずバッテリーの確認をしましょう。

一方、セルモーターが回るけれど動かない場合は、点火プラグの異常が考えられます。燃料が点火プラグにかかってしまっていないか確認し、濡れていたら拭き取りましょう。

原因③ エンストやエンジンの回転不良

エンジンがうまくかからなかったのは、エンジンの回転が足りなかったり、エンストが起きたりしている可能性があります。

キャブレターや燃料フィルターの詰まり・汚れを確認し、異常があれば清掃しましょう。

その他起こりやすいトラブルシューティング

苗がうまく整列しない

植付爪に何かが詰まっていたり、変形したりしている可能性があります。爪部分をまず確認しましょう。グリス不足や爪の調節不良の場合もあります。

異常な煙が出る

白煙が出てくる場合は、エンジンオイルに異常があります。エンジンオイルが不足していないか、汚れていないか、フィルタが詰まっていないか確認しましょう。

黒煙の場合は、エアクリーン部分に異常があります。エンジンに取込む空気のホコリやゴミが除去し切れていない状態なので、速やかに清掃あるいは交換します。

スタック

タイヤが泥や溝にハマって動けなくなることをスタックと言いますが、トラクターなどでけん引して動かす必要があります。

やっておきたいトラブル予防

そもそも田植え機でトラブルを起こさないようにするためには、定期メンテナンスや使用後の清掃など、取扱説明書でも記載されているような手入れを欠かさずにすることが重要です。

また、素人点検だけではなく、専門家に点検を依頼するというのも対策の一つです。セルフメンテナンスで見落とした部分や、1人で作業がしにくい部分などを対応してくれるでしょう。

田植え機のトラブルが続くならあぐり家で買い替えを!

田植え機の寿命は長くても500時間程度と言われており、毎年の稼働状況にもよりますが時期を見て買い替えが必要です。

寿命が近づいてきたら故障が多くなり、タイミングが悪いと田植え機がまさに必要なタイミングで使えなかったとなるかもしれません。

農機具ランドあぐり家では、メンテナンス済みで良質な中古田植え機を販売しています。使い古した田植え機は買取査定として受け付け、専門の査定士が品質に応じた価格をご提示します。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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