農業用運搬車はどう選ぶ?耐用年数や寿命、おすすめも紹介

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運搬車

農機具の中でも運搬車は、縁の下の力持ち的な役割を担っています。収穫した農作物や道具、たい肥や農薬などの運搬も可能です。

そんな農業用の運搬車について、その基本知識から選び方、どれくらい長持ちするかなどについても紹介します。

農業用で活躍する運搬車とは?

農業で使われる運搬車とはどのようなものでしょうか?運搬車の特徴と使い方、仕組みについて解説します。

運搬車とは?

運搬車とは、荷台にものを載せて運ぶことができる機械です。動力運搬車やクローラー運搬車とも一般的に呼ばれます。

運搬車とひとくちに言っても種類があり、クローラータイプやホイールタイプに分かれるほか、クローラータイプはさらに手押し式と乗用式に分かれます。

200kg程度の積載が可能な小型から、500kg以上の積載が可能な大型のものまであり、用途に合わせて選べます。

運搬車の仕組み

運搬車の仕組みは簡単で、基本的にエンジンで動きます。先述のとおり、手押しで動かすものと座席があるものに分かれますが、エンジンが付いているため手押しタイプでも力は要りません。

エンジンをかけてクローラーを動かし、ハンドルを握って操作していきます。なお、クローラータイプの運搬車は公道を走行できません。

運搬車の種類と選び方

数ある運搬車の選び方として、5つのポイントを紹介します。それぞれの選び方と特徴を知って、用途に合った適切な運搬車を選びましょう。

サイズ(価格)で選ぶ

運搬車で何をどれくらい運ぶかという点で選ぶのはもっとも重要です。小さすぎると効率が落ち、大きすぎると機械に対して余分な保管スペースや購入代金が必要になります。サイズ大きいほど馬力が大きくなり、パワフルさの分だけ金額がかかるという面もあります。

エンジンを積んでいる機械のため、手入れや保管を怠ると寿命が縮むことにもなるため、適度な大きさで扱いやすい範囲内で選びましょう。

また、多くのオプションが付いている運搬車は価格が高くなりがちです。実際に使う機能を見極めておきましょう。

移動タイプで選ぶ

クローラータイプかホイールタイプかも重要なポイントです。大きな違いとしては、公道を走れるかどうかでしょう。農場と保管場所が離れている場合や、作業する農場が点在している場合などはホイールタイプだと簡単に移動できます。

小型で手押し式なクローラータイプの運搬車だと、小回りが必要な農場で役に立ちます。足元が整備されていなくても、また傾斜がきつくても使えることから、汎用性が高いところが魅力です。

クローラータイプは大型になるとほとんどが乗用式となり、前進と後退どちらも行える点が魅力です。

動力(エンジン)タイプで選ぶ

動力で選ぶのも重要なポイントです。動力としては、主に以下の3種類があります。

ディーゼルエンジン
ガソリンエンジン
電動(充電)

他の手持ちの農機具のエンジンタイプに合わせる、あるいは使う頻度や価格帯で動力を選ぶのもよいでしょう。

付属するオプションで選ぶ

より効率化を目指すために、便利なオプションがつけられるかどうかも注目ポイントです。重いたい肥や土砂などを運搬するなら油圧(リフト)ダンプタイプを選べると便利です。

より省力化を目指すなら立ち乗りができるオプションが付けられるかをチェックしましょう。そのほかにも初心者が使いやすい機能が付いているかどうかも、選ぶ際に確認しておくのがおすすめです。

特定の用途に使える運搬車を選ぶ

木材運搬専用、狭い畝での移動に特化したタイプなど、特定の用途で便利に使える運搬車もあります。汎用性の高いものではなく専用の用途でしか使わない場合は、その条件でまず探してみると良いでしょう。

運搬車の寿命と耐用年数

農業用の運搬車は「農業用設備」にあたり、耐用年数は一律で7年と決まっています。ここでいう耐用年数は寿命とは異なり、固定資産税の申告上での資産価値をもつ期間とされています。

一方、「実際いつまで使えるか」という寿命については、この耐用年数やメーカーが設定している補償期間などを目安にするとよいでしょう。できれば耐用年数を超えて使えるよう、丁寧に扱うような心がけが必要です。

運搬車を長く使うためのコツ

できるだけ長く使っていくために、運搬車のメンテナンスとして以下の点に気を配ると良いでしょう。

塗装のはげ、サビの再塗装
クローラーのグリスアップ
オイル交換
外装部の汚れの清掃
屋根や壁、泥汚れのない場所での保管

そのほか、長期保管する際はガソリンを入れっぱなしにしない、タイヤのパンクや空気圧の低下を放置しないなど、こまめに気を付けておくと安心です。

運搬車の新車価格と中古価格の相場

運搬車を新車で買うなら、小型で20~40万円程度、大型で50~150万円程度を見込んでおくと大きなずれはないでしょう。メーカーごと、また馬力や付属の機能ごとで価格も変わってくるため、大きく多機能のものを選びたい場合は多めの予算が必要です。

一方中古価格であれば、コンパクトタイプで10万円程度から、大型のものだと30万円程度から見つかります。運搬車の最新機能を求めているのでなければ、予算感に合わせて、中古の運搬車で探してみてもよいでしょう。

運搬車のメジャーなメーカーとおすすめを紹介

クボタ:狭小地でも使いやすい回転ダンプ

クボタの運搬車は2種類のシリーズがあり、乗用タイプの大型が主流です。その中でも回転ダンプ仕様で狭小地に向いている「RG series」は、乗用タイプながらコンパクトな作業が可能です。特に「RG-15C-D4」は全幅98cmのスリムさで1000kgの積載量を誇ります。

ヤンマー:17種類ものラインナップから選べる

ヤンマーの運搬車は、用途に合わせて細かく調整された運搬車を選ぶことができるのが特徴です。木材専用、野菜専用、畦間作業に向いているもの、立ち乗りタイプなど、農家それぞれのニーズに寄り添った運搬車を見つけることができます。

おすすめの「FG190SD」は油圧ダンプ機能が付いている4WDで、公道を走れるうえに20kgコンテナを10個積載可能な汎用性の高いモデルです。

運搬車を売りたい・買いたいならあぐり家へ

運搬車は作物や肥料、木材など、重く運びにくいものを運搬するのに便利な農機具です。しかし農機具を揃えていくと、何かと費用がかさみがちになります。

運搬車を購入したい、あるいは買い替えたいと思った際は、中古での購入を検討してみてはいかがでしょうか?

農機具の買取・販売を行っている農機具ランドあぐり家では、農業用で使える運搬車をはじめ、トラクターやその他農機具を多数取り扱っています。気になる運搬車が売られているかどうか、確認してみてください。

売りたい農機具がある場合にも気軽にLINEや電話から気軽にお問い合わせ可能です。電話での簡単見積もりの後、専門の査定士が訪問して機械の価値を見極めます。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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