穀物乾燥機のおすすめと選び方!米を乾燥させる仕組みも紹介

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穀物乾燥機

米を作り出荷するまでには、籾の時点での乾燥工程も重要です。その際に使用する機械を「籾乾燥機」「穀物乾燥機」あるいは単に乾燥機とも呼びます。

その穀物乾燥機について、仕組みや種類、選び方からおすすめの商品までを紹介します。

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穀物乾燥機・米乾燥機とは?

米はかつては収穫後「はぜかけ」などと呼ばれる自然乾燥(天日干し)を行った後、籾からはがして米と分別し、出荷されていきます。しかしはぜかけには時間も手間もかかるため、穀物乾燥機や米乾燥機が効率化のために活用されているのです。

農家が共同で使うような大型施設として、あるいは個別の農家で比較的小型の機械を所有して乾燥を行います。ここでは個人でも所有できるタイプの機械について、主に紹介していきます。

米の乾燥がなぜ重要なのか

米は収穫したてだと、水分を多く含んでいます。そのため、はじめは急激に水分を抜いて米の品質を悪化させないために、ゆっくりと乾燥することになります。

収穫したてのときは20~30%程度もあった水分を、時間をかけて農作物規格である15%ほどにまで減らさなくてはなりません。水分を抜くことで貯蔵性が高まり、また15%ほどの水分を保つことで食味を落とさず出荷できます。籾摺りの際に米自体が壊れにくくなるというメリットもあります。

穀物(米)乾燥機は、米の品質と管理のために重要なのです。

米作りに関するその他の機械については、以下の記事をご覧ください。
米作りで必須な機械・道具とは?作業が楽になる機械と活用法を紹介
米農家必需の籾摺り機とは?仕組みから選び方、寿命まで解説

米乾燥機の活躍シーン

米乾燥機は、小規模農家から大規模農家まで活用できる便利な機械です。現在でははぜかけ米を作っているのは、ごく小規模の農家に限られているといわれています。

米乾燥機は、
時短
均一な乾燥
ライン化

を考えている人にとって非常に便利に使えます。特にブランド化など安定した品質を求める場合には、乾燥機は必須といってもよいでしょう。

乾燥にかかる時間は、種類にもよりますがおよそ6時間から12時間としているケースが多いです。

米乾燥機は3種類!乾燥の仕組みで分けられる

米の乾燥機は、主に以下の種類に分けられます。

平形静置式乾燥機

比較的価格が安い平形静置式乾燥機は、単純な仕組みで昔から使われています。金網やすのこの上に籾を張り、送風して乾燥させます。

デメリットは、機械が大きく接地に場所を取る点と、乾燥にむらが出やすい点です。均一に乾燥させたい場合は、籾の置き方に工夫が必要です。

循環式乾燥機(熱風乾燥)

より効率的な乾燥を目指したのが、循環式乾燥機です。テンパリング乾燥機とも呼ばれます。機械に投入した籾が、落下しながら温風を受けます。温められた籾がタンクの中で温度調節(テンパリング)され、米の水分を均一に乾燥させていく仕組みです。

温風は表面だけを温めるため、米の芯まで温められずに表面だけ乾燥しすぎる場合があります。そうすると米の食味や品質の低下につながる点には留意が必要です。

その点、温風ではなく遠赤外線で温める仕組みの乾燥機であればそのデメリットを解消できます。価格が高い点はデメリットといえますが、効率化と品質の安定化を突き詰めるなら適切な選択といえるでしょう。

米乾燥機の選び方

米乾燥機は、乾燥の仕組みのほか、以下の点に注目して選ぶのがおすすめです。

機械の大きさ
操作性
乾燥機能・速度
スマート連携
ライン化

乾燥機を置く場所の確保や、実際の使いやすさはまず前提としておさえておきましょう。米の乾燥具合を繊細に調整できるかどうかは品質に大きくかかわります。

そのほか、自分の望む乾燥スピードかどうか、望む乾燥の機能が十分そろっているかも重要です。たとえば送風の温度を調整できるかどうか、米以外の穀物にも使えるかどうかも選定基準になるでしょう。

また、米を出荷するまでの工程で他の機械も使う場合は、ライン化のしやすさやスマート連携が可能かどうかもチェックしておきたいところです。

米乾燥機のメーカーとおすすめ商品を3つ紹介

米乾燥機を製造しているメーカーのうち、主な3社とそれぞれのおすすめ米乾燥機について紹介します。

イセキ

イセキでは3つのシリーズ展開をしていますが、その中でもっともコンパクトな「ドライボーイ(GSL)」はおすすめです。

遠赤外線式と温風式で選ぶことができます。遠赤外線式では、自然乾燥に近い仕上がりを追求している点、温風式だと温度の上がりすぎを防ぐ工夫がされている点が特徴です。

佐竹製作所(サタケ)

サタケは乾燥機のシリーズを7つ展開していて、さらに米関係の他の機械も多く製造している会社です。

その中でも汎用乾燥機である「SDR60-80VDM」は、米だけでなく大豆・そば・麦・コーンの全5種類に対応しています。

過去の乾燥データから学習して最適化を図るAIが搭載されていて、回数を重ねるほどに高い精度で乾燥を行えます。

その他直感的な操作ができ、メンテナンスもしやすいなど嬉しい工夫も施されている乾燥機です。

山本製作所

山本製作所では、遠赤外線乾燥機をはじめ、熱風乾燥機、汎用遠赤乾燥機の3種で4つのシリーズを展開しています。

なかでも小型乾燥機ウインディのシリーズ「HD-UP7」は、性能の良さとコンパクトさを両立した遠赤外線乾燥機です。

1100~2000kgまでの米を乾燥させることができ、穀物の水分状態を確認しながら、送風の速度や温度を細かく調整できます。分かりやすい操作盤で、したい操作ボタンを見つけやすい仕様になっています。

米乾燥機の価格を新品と中古で比較

米乾燥機を新品で購入するなら、100万円程度のものから200万円前後のものなど、対応の容量や機能によって幅があります。

一方で中古の米乾燥機は、あぐり家ではおよそ20~50万円程度で扱いがあります。初期費用をできるだけ抑えたい場合は、まずは中古で試してみるのもよいでしょう。

米乾燥機を購入・買い替えするならあぐり家がおすすめ

米・穀物乾燥機は米農家としては必須ともいえる機械です。ただし安くはなく、新品で購入するには費用感的に厳しいと思う人もいるでしょう。

最新機能を求めないのであれば、中古でも十分に役目を果たすことができます。購入を検討している場合は、まずは農機具専門の買取・販売をおこなっている農機具ランドあぐり家をチェックしてみてください。

選び方がわからないときや、買い替えの検討は電話やLINE、WEBフォームで相談可能です。購入後は万が一の初期不良対応など、アフターフォローも充実しています。まずは気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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