トラクターは地面の上で使うため、タイヤや外装などが汚れがちです。それだけではなく、掃除のしにくいキャビンの中やロータリーの奥なども綺麗にする必要が出てきます。
この記事では、効率的にトラクターの洗車をする方法を説明します。洗車を適切に行うことで、トラクターの寿命を延ばすことにもつながります。洗車の基本知識から注意点、手順まで、まずは確認してください。
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トラクターの洗車はなぜ必要?どのタイミングでするべき?
トラクターの洗車は面倒ですが、トラクターの作業をした後は土や泥が付いてしまいます。放置していると様々なトラブルになりかねないため、時期を見て適切に洗車を行いましょう。
洗車の目的:腐食と動作不良をを防ぐ
トラクターの外装や細かな部品についてしまった泥汚れは、外装の劣化や腐食につながります。土や泥の水分や成分で外装・金属部分が痛み、風化して内部でさびを発生させることもあります。動作にかかわる部品でさびや腐食が起こると動作不良につながるため、こまめな洗車・手入れが必要なのです。
周辺の移動をする際に、付着した泥汚れをまき散らしてしまうおそれもあります。そんなトラブルを防止する点で重要なのが洗車です。
洗車のタイミング:シーズンオフ前や保管前
洗車は、簡単な泥落としなどはできれば毎回するに越したことはありませんが、毎回の稼働後でなくても問題ありません。
おさえておきたいのは、トラクターの使用シーズンが終わってしばらく使わないときや、長期保管を考えているときです。土や泥を長期的に付着させたままにしないことが重要です。
また、公道を走る際や私道でも汚れを落としながら走行したくないときも、洗車をしておくとよいでしょう。
トラクターの洗車に必要な道具
トラクターの洗車は、効率の面から高圧洗浄機を使うのがおすすめです。ロータリーの細かい汚れなどもしっかり落とせる上に、ホースにはない勢いがあるためパワフルな洗車が可能なためです。
室内にたまった土ほこりなどは、機械は使わず雑巾などで手作業の掃除が必要になります。
洗車の手順と注意点
ここでは高圧洗浄機を使う場合の手順と注意点を紹介します。洗車の手順は簡単で、以下の順番で準備・チェックを行ったうえで洗車に入ります。
● 長靴やゴム手袋・撥水防水性能のある上着などを装備する
● フェイスシールドなどを装着し、水や油の跳ね返りを防止する
● トラクターの水に弱い部分や柔らかいスポンジ部分などを確認し、蓋やガードを行う
● 給油口やドアが閉まっているか確認する
● 大きな泥はあらかじめ落とす
● 外装全体、運転席の足元、タイヤやロータリー、エンジン部分の汚れをを高圧洗浄で落とす
● 表面の塗装に問題がないか確認し、剥げていたらその部分を塗装し保護する
● 外装をワックスなどでコーティングする
● 可動部分のグリスアップを行う
高圧洗浄では、土や泥だけではなく、コーティングしていたワックスなども同時にはがしてしまっている場合があります。コーティングがはげたままさびついてしまうリスクを避けるために、グリスアップや外装コーティングの準備もしておくと安心です。
トラクターの寿命の時期と延ばす方法
トラクターは、耐用年数7年、寿命はおよそ10年から20年と言われています。できるだけ長い間パワフルに稼働してもらうためには、寿命を延ばすための工夫が必要です。
トラクターの寿命は約10年、故障が多くなったら注意
トラクターは約1000時間、10年から20年ほどが寿命とされています。トラクターを使う時間が長いほど寿命が短くなりがちです。ふだんあまり出番がなく丁寧に扱っているならば、20年ほどは快適に使えるでしょう。
寿命とは、いきなりすべての機能が使えなくなってしまうというわけではなく、徐々に不調の頻度が多くなってくることで判断します。
エンジントラブルが昔に比べて頻回になった、さまざまな故障が一気にやってきて修理の値段が高いので買い替えを検討する、といった場合も寿命が来たといえるでしょう。
なお、起こりやすいバッテリー上がり・エンジントラブルの対処法は以下の記事をご確認ください。
トラクターのバッテリー上がりへの対処法!原因と予防法も解説
トラクターのエンジンがかからない場合の対処法と原因を解説!
寿命を延ばすにはこまめなメンテナンスを
寿命を延ばすコツとして、日ごろの手入れ、定期的なメンテナンスをしっかり行うことが重要です。
稼働時間が多ければなおさらしっかり、消耗部品やオイル系統のチェックを行いましょう。
メンテナンスに関して詳しくは、以下の記事をご確認ください。
トラクターの寿命を知って対策を!長く乗るための方法も紹介
トラクターの故障・買い替えならあぐり家で
トラクターはエンジンを載せた大型機械のため、どんなに丁寧に乗っていたとしてもいずれ寿命は来ます。
寿命が来た際、思い切って買い替えをするにしても新品のトラクターだとなかなか手が出せないということもあるでしょう。
機能は最新でなくてもいい、中古で安く次のトラクターを手に入れたいという場合は、農機具ランドあぐり家でトラクターを探してみてください。
新しい機能が付いたトラクターから、長年丁寧に使用されてきたトラクターまで、さまざまな馬力・価格帯のものがそろっています。
今あるトラクターも査定に出してしまえば、買うときの原資にもなり便利です。あぐり家では修理やメンテナンスに特化した経験を持つ専門の査定士がいるため、しっかりと価値を見極めた査定を行えます。
気になる方は電話やLINE、問い合わせフォームで気軽に相談が可能です。まずはお問い合わせください。
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。