トラクターの燃料、種類からよくあるトラブルまで完全習得!

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トラクターを手に入れたばかりだと、燃料はどれを選べばいいのか、どれくらい入れたらいいか不安に思うでしょう。トラクターはそれぞれ入れるべき決まった燃料が指定されていて、適切な燃料の量も目安があります。

この記事では、トラクターの燃料に関して基礎知識からよくあるトラブルまで詳しく紹介しているので、参考にしながら対処していってください。もしエンジン関係でトラブルになったらどうしたらいいかも分かるようになりますよ。

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トラクターの燃料は何を入れたらいい? まずは手持ちの機械をチェック

トラクターの燃料は種類が色々あって何を入れるべきか迷う時もあると思います。農機具によって燃料の種類が違うということもあるので、さらに複雑に感じる人もいるでしょう。トラクター自体も、機種によって入れるべき燃料が違うため、なんとなくで入れずにきちんと確認する必要があります。

まずは燃料の種類ですが、主に4つの方法で確認できます。

燃料の蓋を確認する
車検証やマニュアルを確認する
トラクターのモデルで検索する
メーカーや販売店に問い合わせる

多くのトラクターでは、燃料の蓋に入れるべき燃料の種類が明記されています。まずはそこを確認しましょう。何も書いていない場合や、書いてあったラベルがはがれてしまった場合などは、別の方法を試します。

車検証やマニュアルを見つけるか、あるいはメーカーサイトでモデル名などから検索しましょう。使うべき燃料の種類はエンジンにかかわる重要なものなので、必ず記載があります。
それらを見つけることが難しい場合は、トラクターを購入した店に問い合わせてみるか、メーカーに電話すると分かります。年代物で車検証を見失ってしまった場合などは、この方法が一番早いかもしれません。

トラクター燃料の種類、それぞれの特徴を紹介

燃料にはレギュラー・ハイオク・軽油の3種類がよく使われますが、それぞれの特長を把握しておくと、いざというときのトラブル対応に役立つかもしれません。まずは燃料が燃焼温度で区分けできることを知っておきましょう。

軽油:安く使えるディーゼルエンジン用燃料

ディーゼルエンジンのトラクターには軽油を使用します。軽油は税金も安く、価格が安いのが最も重要なポイントです。レギュラー燃料に比べて比較的着火しやすく、高い出力ができるのが特徴です。パワフルさが重要な重機でよく使われます。

ただ排気量は多く、環境に良いとは言いづらい燃料です。

レギュラー:一般に使われるガソリンエンジン用の燃料

レギュラーとハイオクは、異常燃焼の起こりにくさという「オクタン価」で区分けできます。「オクタン価」が高いほど異常燃焼が起こりにくく、レギュラーだとJIS規格で86以上、ハイオクは96以上と決まっています。

軽油がディーゼルエンジンで使われているのと同様、レギュラーとハイオクはガソリンエンジンに使われています。ディーゼルエンジンとガソリンエンジンは着火の仕方に違いがあることも大きな特徴です。

ガソリンエンジンのトラクターにはレギュラーが一般的で、入手しやすく扱いやすいのがメリットです。

ハイオク:異常燃焼が起こりにくいガソリンエンジン用の高級燃料

ハイオクは農業機械ではあまり使われないものの、高性能なガソリンエンジンのトラクターではハイオクが指定されることもあります。3種類のうちでもっとも高級な燃料です。
ハイオクとレギュラーの違いは異常燃焼の起こりにくさだということを説明しましたが、つまりハイオク指定のエンジンでレギュラーを入れたらトラブルになる可能性があり、レギュラー指定のエンジンにハイオクを入れても大きなトラブルにはならないということです。

とはいえ、燃料の種類を間違って覚えないように気を付けるに越したことはありません。

トラクターの燃料が機械によって違う理由

燃料にはそれぞれ特性の違いがあり、それに合わせてエンジンの仕組みが違うことを説明しました。燃料はそれぞれ燃焼の温度が違い、それによってエンジンの出力や燃費が変わってきます。

メーカーは機種ごとにさまざまな工夫や仕組みを取り入れているため、その効果を最大限に発揮する方法として使用するエンジン・燃料を変えているのです。

エンジンの特性で燃料が決まっているため、もちろん途中から違う燃料を使いたいと思っても変えることは難しいでしょう。トラクターの性能や特徴よりも使いたい燃料が決まっている場合は、燃料の種類でトラクターを選んでもよいかもしれません。

トラクターの燃料を間違ってしまった際の対処法

間違った燃料を入れてしまった場合、例えばディーゼルエンジンにレギュラーガソリンを入れてしまった場合やガソリンエンジンに軽油を入れてしまった場合は、すぐに対応が必要です。

エンジンを止め、燃料タンクを空にしてしっかり洗浄しましょう。乾かした後に適切な燃料を入れ直します。間違ってエンジンをかけてしまったら、異常な煙が出るおそれや最悪の場合故障するおそれもあります。

走行中に気づいた場合などは、慌てずにロードサービスや専門店に連絡しましょう。そのまま無理に動かすとエンジンに損傷を与える可能性があります。

よくあるエンジン系のトラブルを紹介

ここまで燃料の特徴を見てきましたが、もし重要なエンジンでトラブルが起こったときはどうしたらよいでしょうか?ここではよくあるエンジン系のトラブルと予防法・対処法を紹介します。

燃料不足:燃料が届かず、エンジンが始動しない

燃料が足りない場合、エンジンまで燃料が届かず、動きません。燃料の量を確認し、規定の量まで補充しましょう。

燃料の量に問題がない場合は、燃料ポンプが故障してうまく動いていない可能性があります。その際は取り替えるか洗浄するかのどちらかの対応が必要になってきます。

水分混入:燃料に水分が混入し、エンジン性能が低下

外部との温暖差のせいで、ガソリンタンクの内部で結露してしまうことがあります。微量ならともかく、一定量水分としてガソリンと完全に分離すると、エンストやガス欠のような症状が起こります。あるいは、タンク内部がサビつき故障につながる場合もあるでしょう。そのため、定期的に水抜きするとよいでしょう。

エンジンオイル不足:オイルが不足し、潤滑不足で摩耗が進む

エンジンオイルが消耗してしまい、エンジンオイルの効果がうまく発揮されないとトラブルの元です。エンジンオイルはエンジンを守るために重要な役割を持っているため、定期的なメンテナンスが必要とされています。

オイルの不足は、摩耗・冷却不足・密封不足につながり、さらにサビつき、オーバーヒートやエンジンの出力低下の原因となります。

交換時期の目安を守り、忘れていたと気づいた場合はすぐに交換の手配をしましょう。

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トラクターのエンジントラブルが頻発する、その他の部分で重大な故障があった際には、寿命を迎えているのかもしれません。修理を頻繁に行うよりも、買い替えてしまったほうが長期的に見て良い場合があります。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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