トラクターのメンテナンスにおいて、グリスアップは重要な作業です。グリスアップを適切に行うことで、摩耗や摩擦を軽減し、トラクターの寿命を延ばすことができます。初心者でもできるグリスアップの手順とコツを紹介します。
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トラクターのメンテナンスのうち重要な箇所はココ!
トラクターのメンテナンスで一番重要なのはエンジン関係です。グリスアップはエンジンに直接関係がなく、メンテナンスの頻度も毎日でなくても良いのですが、実は欠かせないメンテナンス項目です。
なお、グリスアップとは油(グリス)を補給する(アップ)という意味で、給脂とも言われます。
トラクターのグリスアップが必要な理由
トラクターのグリスアップは、機械の部品同士の摩擦を抑え、潤滑に動くようにするために必要です。金属部分の露出を防ぎ、サビを防止する役目も持つため、グリスが切れてしまうと機械の損傷につながるのです。
グリスの正体と種類
そもそもグリスとは、いわゆる潤滑油のことですが、液体から固体まで状態は様々です。油の種類によって、耐摩耗性や耐水性が異なり、部品ごとに適したグリスを選ぶのが良いとされています。
グリスの種類としては以下の4種類が使われます。基本的にはリチウムグリスが最も汎用性が高いため、使用する頻度が高いでしょう。
● ウレアグリス:耐熱性・耐水性に優れているが比較的高価。他と異なり、唯一金属を含まないタイプ
● シャーシ(カルシウム)グリス:耐水性に優れる安価なタイプ
● モリブデン(極圧)グリス:高荷重にも耐えられる高級タイプ
● リチウムグリス:耐熱性・耐水性に優れたマルチなタイプ
グリスが必要な箇所
グリスアップは、部品の可動部に行うと覚えておきましょう。そのうち、特に重要なのが以下の箇所です。ただし、それ以外でも可動部分についてはグリスを付けておくに越したことはありません。
● ペダルの支点(運転席の真下)
● センターピン(エンジンルームの下)
● ユニバーサルユニット(トラクター側・ロータリー側の2か所)
● 軸受け(ポジションコントロール付近)
グリスアップの適切な頻度
グリスアップは、目安として50時間の稼働ごとに行うようにしましょう。年間でそこまで長い時間使わないのであれば、1年に1度行うと安心です。
グリス部分に水が入ってしまったときも、念のため点検の上で必要に応じてグリスアップをすると思わぬサビ付きを防げます。
グリスアップに必要な道具
グリスアップには、特別な道具は必要ありません。グリス自体にチューブタイプとスプレータイプ(ガンタイプ)があり、場所に応じて使い分けます。
スプレータイプだと、手が届かない場所や細かな部分をピンポイントでグリスアップできるという便利さがあります。
初心者でもできる!グリスアップの手順
グリスアップの手順は簡単です。清掃・拭き取り・給脂の順で行います。ただし、安全のためにエンジンは切った状態で行うようにしましょう。
例えば、作業後に汚れがついていたり水分を含んでいる場合は汚れを落とし、水分を拭き取ります。グリスアップ自体は油を塗布すれば完了です。
汚れがなかなか落ちない場合や、サビを見つけてしまった場合は別途対処が必要です。自分での対処が難しければ、専門家に見てもらうようにしてください。
トラクターの故障・買い替えのときはあぐり家へ相談を
トラクターのグリスアップを怠ってしまったからといって、すぐに故障につながるというわけではありませんが、修理に思わぬ金額がかかってしまう場合もあります。
その他の部分でも修理代やメンテナンス代が普段より多くなってきたら、買い替え時かもしれません。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。