【2024年】雪かき道具の選び方と人気おすすめ商品 | 雪の種類・場所別23選

除雪機

突然の積雪に備えるなら、雪かきの道具を用意しておかなくてはなりません。適切な雪かき道具を選んで、冬の生活を快適に過ごせるようにしましょう。

本記事では、雪かきに必要な道具の選び方から、効率的な使い方まで、詳しく解説します。

雪かき道具の選び方

雪かき道具は、用途や雪の状態によって選択肢が変わります。ここでは、初めて雪かき道具を購入する方のために、基本的な選び方を解説します。

作業場所による選び方


狭い玄関先や通路の除雪には、雪はね(雪をかき分けるための平たい板状の道具)が適しています。雪はねは軽量で扱いやすく、新雪を簡単に片付けることができます。

駐車場など広い面積の除雪には、スノーダンプ(台車型の雪運び専用道具)が効率的です。スノーダンプは一度に大量の雪を運べるため、作業時間を大幅に短縮できます。

住宅の屋根や高所の除雪には、伸縮式の雪落とし棒が使えます。地上から安全に作業できる専用の道具で、屋根に上る必要がありません。

雪の種類による選び方


新雪は軽く、サラサラとした状態です。この場合は樹脂製の雪はねで簡単に除雪できます。

ベタ雪は水分を含んで重くなった雪で、アルミ製のスコップが効果的です。圧雪は踏み固められて硬くなった雪で、頑丈なスチール製スコップが必要になります。

降雪地域では、朝は新雪でも日中にはベタ雪になり、夜には圧雪になることもあります。そのため、複数の道具を組み合わせ、状態に合わせた道具を使っていく必要があります。

素材による選び方


プラスチック製は軽量で、価格も手頃です。新雪の除雪や、子どもや腕力に自信がない人が使用する場合に適しています。ただし、固い雪には不向きで、低温時に割れやすい傾向があります。

アルミ製は、重さと強度のバランスが良好です。様々な雪質に対応でき、サビにくいのが特徴です。一般的な家庭での雪かき作業に最も万能な素材といえます。

スチール製はかなり頑丈で、固い雪や氷にも対応できます。ただし、素材として重いため長時間の作業には向きません。定期的なサビ止め処理が必要です。

総合的に見て、一般家庭での使用には汎用性の高いアルミ製がおすすめです。新雪が多い地域や高齢者のいる家庭では、それに加えプラスチック製が1本あると便利です。スチール製は、業務用や特に重労働が予想される場合の選択肢となります。

雪かき道具の種類と使い方

雪かき道具は、大きく5種類の中から用途に合わせて選ぶことになります。それぞれの特徴と適切な使い方をまとめました。

スノーショベル(雪かきスコップ)


スノーショベルは、いわゆる雪かき用のスコップで、最も一般的な雪かき道具です。柄の先に雪をすくう部分(ブレード)が付いた形状で、雪をすくって投げる作業に使用します。

 

ブレードの形状は用途によって様々で、四角型は一度にたくさんの雪をすくえる一方、丸型は氷点下でも割れにくい特徴があります。

使用時は腰を落として膝を曲げ、背筋を伸ばした状態で雪をすくいます。雪を投げる際は、体の正面で雪を受け止め、投げる方向に体ごと向きを変えることで腰への負担を軽減できます。

スノーダンプ


スノーダンプは車輪付きの台車型の道具で、大量の雪を一度に運べます。本体を雪に突き込んでから前に押すことで、雪を載せて運ぶことができます。広い面積の除雪に使いやすく、力をあまり使わずに作業できます。

ハンドルの高さを自分の身長に合わせて調整すると楽に作業できます。雪を押す際は、腕の力だけでなく体重を利用することで、体への負担を減らせます。

スノーラッセル(雪押し)


スノーラッセルは幅広の板状の道具で、新雪を押して除雪する際に使用します。雪を持ち上げる必要がないため、体への負担が少ないのが特徴です。駐車場など平らな場所の除雪に適しています。

使用時は、雪を押す方向に向かって一定の速度で体ごと進みます。雪を横に寄せながら進むことでスムーズに作業できます。

スノーブラシ&スクレーパー


主に車の雪落としに使用する道具です。ブラシ部分で積もった雪を払い、スクレーパー(ヘラ)部分で凍結した部分を除去します。伸縮式のものが多く、車の屋根など手の届きにくい場所にも対応できます。

使用時は、塗装を傷つけないよう、ブラシを優しく当てることが重要です。スクレーパーは、ガラス部分にのみ使用します。

雪落とし棒(雪庇落とし)


雪落とし棒は、屋根や軒下の雪を落とすための長柄の道具です。伸縮式で、地上から安全に作業できます。雪庇(せっぴ:軒先からはみ出した雪)の除去にも使用します。

使用時は、必ず周囲の安全を確認し、落雪による事故を防ぐ必要があります。屋根の構造を把握し、雪の落下方向を予測して作業を行います。

雪の状況別おすすめ雪かき道具

新雪・粉雪向け


新雪や粉雪は、比較的軽く扱いやすい雪です。この状態では軽量の樹脂製道具が効果的です。軽い雪はねやプラスチック製スノーショベルで十分対応でき、作業者の負担も少なくて済みます。広い範囲の場合は、スノーラッセルで雪を押し集めてから、スノーダンプで運び出す方法が効率的です。

べた雪・重い雪向け


水分を含んで重くなったベタ雪には、アルミ製のスコップやスノーダンプが適しています。この状態の雪は重量があるため、一度に大量の雪を抱え込まないよう注意が必要です。スノーダンプを使用する際は、雪を小分けにして運ぶことで体への負担を軽減できます。

圧雪・凍結向け


踏み固められて硬くなった圧雪や、凍結した雪には、スチール製の頑丈な道具が必要です。特に剣先スコップは、硬い雪を砕いて除去する際に威力を発揮します。ただし、路面を傷つける可能性があるため、慎重な作業が求められます。

融雪剤・凍結防止剤


気温が低く、物理的な除雪が難しい場合は、融雪剤の使用も検討します。ただし、使用する場所や材質に応じて適切な種類を選ぶ必要があります。特にコンクリートや金属部分への影響を考慮し、塩化カルシウムや尿素系など、用途に合った製品を選びます。

場所別おすすめ雪かき道具

玄関周り・アプローチ


玄関周りは人の出入りが多い場所のため、こまめな除雪をして道を確保します。軽量の雪はねや小型スコップを常備し、積雪に応じて即座に対応できるようにしましょう。通路部分は完全に雪を除去し、スリップ防止のため必要に応じて融雪剤を使用します。

駐車場・車庫前


広い面積の駐車場には、スノーダンプが便利です。新雪の場合は、まずスノーラッセルで雪を集め、その後スノーダンプで運び出す二段階で作業します。車の出し入れに支障がないよう、十分な幅を確保することが重要です。

屋根・カーポート


屋根の雪下ろしは危険を伴う作業のため、可能な限り地上から作業できる道具を選びます。伸縮式の雪落とし棒は、安全に作業ができる必要不可欠な道具です。カーポートの場合は、骨組みを傷つけないよう専用の雪落とし道具を使用します。

ビニールハウス・農業施設


ビニールハウスは雪の重みで倒壊する危険があるため、専用の雪落とし道具を使用します。ビニールを傷つけない形状の道具を選び、建物の強度に注意しながら作業を進めます。

車に常備したい雪かき道具

冬季は突然の降雪や立ち往生した際の緊急用として使える、以下の道具を車に常備するのがおすすめです。

折りたたみ式スコップ
伸縮式スノーブラシ&スクレーパー
滑り止め用砂または融雪剤
防寒グローブ

特に折りたたみ式スコップは収納性が高く、スタックした際の脱出作業に使えます。

雪かき道具の収納・メンテナンス方法

日常的な保管方法


雪かき道具は、使用後に水気をよく拭き取ってから保管します。特に金属製の道具は、錆び防止のため完全に乾燥させることが重要です。屋外で保管する場合は、カバーをかけるか、軒下など雨の当たらない場所を選びます。

シーズン終了後のメンテナンス


雪かきシーズン終了後は、以下の手順で保管します。

道具の清掃と完全乾燥
金属部分への防錆剤塗布
破損箇所の補修
次シーズンの使用に備えた点検

特にスノーダンプは、車輪の動作確認や軸部分の注油を行います。春以降も使用する可能性のある道具は、取り出しやすい場所に保管します。

雪かき時の注意点と安全対策

作業前の準備


気温や積雪状況を確認し、適切な防寒着を着用します。特に手袋は、防水性と操作性のバランスの取れたものを選びます。靴は滑り止め付きの防水ブーツが適しています。

安全な作業方法


作業は早朝の涼しい時間帯に行うのが効率的です。ただし、暗いうちからの作業は手元や足元が見えづらく危険を伴うため、十分な明るさを確保してから開始します。大量の雪を一度に抱え込まず、こまめに休憩を取りながら作業を進めます。

体調管理


雪かき作業は想像以上に体力を消耗します。特に体力に自信のない人は、こまめに休憩を取り、水分補給を忘れないようにします。体調が悪い場合は、無理せず作業を中止します。

よくある質問

Q:雪かき道具は何本あれば十分ですか?


A:最低限、スコップ1本とスノーダンプ1台があれば基本的な除雪作業は可能です。ただし、作業効率を考えると、雪はねや雪落とし棒なども用意しておくと便利です。

Q:車載用の雪かき道具は必要ですか?


A:降雪地域では必須です。少なくとも折りたたみスコップとスノーブラシは常備することをおすすめします。

Q:雪かき道具の予算の目安はいくらですか?


A:基本的な道具一式(スコップ、スノーダンプ、雪はね)で2~3万円程度を目安とします。ただし、使用頻度や作業範囲によって必要な道具は変わってきます。

雪かき道具もあぐり家で

雪がよく降る地域では、雪かきを手で実施するのは難しいと思います。
でもトラクターにアタッチメントをつければ、雪かきも楽に行うことができます。



あぐり家では、冬に備えて農機具を買い替えたり、古くなった農機具の買取を検討している方をを応援します!
ぜひお気軽に相談だけでもLINEでしていってくださいね!

この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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