畝立ては、農作物を畑に植える際に欠かせない作業のひとつです。畝立て機の種類や選び方、扱い方を理解することで、効率的に畝立てを行うことができます。本記事では、畝立て機の特徴や選び方、おすすめ機種について詳しく解説します。
管理機・耕運機でできることと畝立て方法
管理機・耕運機は、畝立て以外にも多くの作業に使用できる多機能な農機具です。主な用途は以下の通りです。
● 種まき
● 耕運
● 畝立て・培土
● 中耕
● 除草・整地
● マルチ張り
● 収穫
● 土壌消毒・農薬散布
管理機・耕運機を使った畝立ての基本的な方法は以下の通りです。
1.耕運機で土を耕します。土の塊をほぐし土の中に酸素を入れる感覚です。土に空気が含まれると、排水がよく、通気性が高まるので、植物が生育しやすい環境になります。
2.畝立て用のアタッチメントを装着します。アタッチメントは、育てたい作物によって、種類や形状が異なります。適切なアタッチメントを選びましょう。
3.畝立て機を走らせ、土を畝の中心に寄せていきます。
作業手順や細かい設定は、アタッチメントの種類によって異なります。詳しい設定方法は、機械に付属の取扱説明書を参照し、正しく使用することが大切です。
管理機と耕運機それぞれの特徴については、以下の記事でも詳しく説明しています。
管理機を賢く選ぶには?耕運機やトラクターとの違いと選び方のポイントを紹介
畝立てをするために必要なアタッチメントを紹介
畝立てを行うには、管理機・耕運機に専用のアタッチメントを装着する必要があります。主なアタッチメントは以下の通りです。
培土器(培土機)
培土器は、土を寄せて畝を作るためのアタッチメントです。このアタッチメントは、畝幅と、高さの調整を羽の開きで調整します。羽の開きを小さくすると、畝幅が狭くなり、大きくすると、畝幅が広くなります。畝の高さは、すき先で調整可能です。
培土器は、株間を耕すために行う作業の中耕にも使用され、土壌の通気性を良くし、除草を行います。培土器は、中耕と培土が同時にできるほか、作物の種類に応じて丸型・かまぼこ型などさまざまな形の畝立てができます。
畝立器(畝立機)
畝立器は、畝立て作業をするためのアタッチメントです。培土器同様に丸形やかまぼこ型などの形の畝立てができます。また、培土器と同じように、中耕・培土作業にも使用します。
溝浚器(溝浚機)
溝浚器は、畝間に台形の溝を掘るためのアタッチメントです。このアタッチメントで、溝底がきれいな台形の畝を作れます。溝浚器は培土器・畝立器と同様に、中耕・培土作業にも使用します。
培土器や畝立器、溝浚器は、同じような作業ができます。これらのアタッチメントは、作物や土壌の種類、畝の大きさなどに合わせて、適切なアタッチメントを選ぶ必要があります。
畝立てができる機械の主なメーカーとおすすめ機種
クボタ
クボタは、農機具の大手メーカーです。管理機・耕運機ともに、高い耐久性と優れた操作性が特徴です。
クボタの耕うん機KRA750は、8.5馬力ある大型の耕運機で、重い土壌や、広い面積の畝立に適しています。
ヤンマー
ヤンマーの管理機・耕運機は、小型から大型まで幅広いシリーズ展開をしていますが、特にミニ耕運機に人気があります。コンパクトなミニ耕運機は、扱いやすく、小回りが利くため、狭い農地での作業に適しています。
おすすめは、リアロータリタイプの「ヤンマーミニ耕うん機YK300QT」です。身長に合わせてハンドルの高さを調節でき、折りたたみ式になっているため、車に乗せて畑に移動することが可能です。
ホンダ
ホンダの管理機・耕運機は、幅広いシリーズ展開をしてます。特にカセットガスの燃料を採用した車軸ローター式「ピアンタFV200」は、操作がしやすい設計になっています。
ハンドルの高さ調整、折りたたみ式のほか、車輪が標準装備なので、移動が手軽にできるのが魅力です。
イセキ
イセキの管理機・耕運機は、メンテナンスがしやすく、新車の販売価格が比較的安いのが特徴です。
家庭用のミニ耕運機をはじめ管理機・耕運機など展開していますが、なかでも、「KMR303DH」は、軽量でコンパクトながら、操作がしやすくおすすめです。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。