【農業者向け】チェーンソーの種類と選び方、おすすめの機種も紹介!

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農業の現場では、枝打ちや間伐、竹林の管理など、チェーンソーが活躍する場面が多くあります。しかし、チェーンソーにはさまざまな種類があり、いざ購入を考えていても、実際どれを選べば良いか迷ってしまうでしょう。

この記事では、農業者向けにチェーンソーの種類や選び方のポイントを詳しく解説します。また、おすすめの機種も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

中古チェンソー

チェーンソーとは?何に使える?

チェーンソーは、回転するチェーンを使って木材を切断する工具です。エンジン式と電動式があり、エンジン式は混合ガソリン燃料を使用し、電動式は充電式バッテリー、または電源コードを使用します。

農業の現場では、樹木の剪定(せんてい)や伐採、間伐や竹林の管理など、さまざまな場面で活躍します。特に、果樹栽培をしている農家では、剪定や果樹の背丈を保つために必要な道具です。ほかにも、範囲の狭いちょっとした雑草刈りに使用することもあります。

手ノコでは切断が難しい太い枝や、幹の処理に威力を発揮します。また、台風などの災害後の倒木処理にも欠かせない道具のひとつです。

チェーンソーの選び方5つのポイント

チェーンソーを購入する際は、使用目的や状況に合わせて選ばなくては意味がありません。選び方のポイントを5つ紹介します。

①パワー(排気量・電圧)で選ぶ

チェーンソーのパワーは、エンジン式なら排気量(cc)、電動式なら電圧(V)で表されます。排気量や電圧が大きいほど、パワーが強くなります。

切断する木の太さや頻度に合わせて、適切なパワーを選びましょう。太い幹を頻繁に切断する場合は、40cc以上、または36V以上の高出力モデルがおすすめです。家庭の庭木の剪定程度なら、20cc前後の小型モデルや、18V程度の電動式でも十分です。

②動力源で選ぶ

チェーンソーの動力源は、大きくエンジン式と電動式の2種類に分けられます。

エンジン式は、ガソリンエンジンを搭載しているため、高出力で連続駆動時間が長いのが特徴です。広い範囲で頻繁に使用する場合に適しています。ただし燃料の管理が必要で、機械のメンテナンスにも手間がかかります。

電動式は、バッテリーや電源コードを使用するため、エンジン式に比べて出力は劣りますが、軽量で始動も簡単です。給電が可能な場所では、連続した作業ができ、振動が少ないのが大きなメリットです。

電源コードレスのバッテリータイプなら、場所を選ばずに使用できます。騒音や振動が少なく、排気ガスが出ないので、住宅地の庭木の剪定などにも適しています。ただし、バッテリー残量が減るとパワーダウンするので、予備バッテリーが場合によっては必要です。

③チェーンの種類・仕様で選ぶ

チェーンソーのチェーンには、用途に合わせてさまざまな種類があります。チェーンは、「刃」のことです。主要メーカーは、オレゴン社製のものを採用しているようです。

一般的な「チッパーチェーン」は、切れ味が良く、比較的タフな材質のため、幅広い用途で使用できます。

「ロングカッターチェーン」は、切れ味重視のため、切断スピードが速いのが特徴です。ただし、切れ味を維持する為に、頻繁な目立てが必要になります。

「カービングチェーン」は、リンク数が多く、細かい切断に適しています。チェーン彫刻用途で使われることが多いです。

このほか、「防振チェーン」や「ロープロファイルチェーン」など、低振動や摩耗の低減を実現したチェーンもあります。

④ガイドバーの長さ・仕様で選ぶ

ガイドバーは、チェーンが巻き付いている部分で、長さはチェーンソーの切断能力に直結します。一般的には、切断する木の直径の2倍以上の長さが必要とされています。

ガイドバーの仕様には、主に以下の3種類があります。

・スプロケットノーズバー
チェーンの回転をスムーズにするため、ガイドバー先端にスプロケットを内蔵しているタイプです。軽量で操作性が良いのが特徴です。

・ハードノーズバー
ガイドバーの先端に金属の補強板が付いているタイプです。耐久性に優れ、過酷な条件下での使用に適しています。

・カービングバー
ガイドバーの先端が細く、椅子の作成や、枝打ち、彫刻のような細かい作業に適しています。

⑤ハンドルの形で選ぶ

チェーンソーのハンドルには、「トップハンドル」と「リアハンドル」の2種類があります。

トップハンドルは、ハンドルが本体の上部に付いているため、片手で持ち運びでき、軽量で扱いやすいのが特徴です。高所作業や枝打ちなどに適しています。

リアハンドルは、ハンドルが本体の後部に付いているため、両手の間隔が広く、トップハンドルに比べ、安定性に優れています。伐倒や玉切りなどの地上での作業に適しています。

チェーンソーの主なメーカー

チェーンソーを選ぶ際によく見るメーカーについて、その特徴を簡単に紹介します。

STIHL(スチール)

ドイツの老舗メーカーで、高品質なチェーンソーを製造しています。プロ向けからホビーユース向けまで、幅広いラインナップを展開しています。特に、プロ向けの高出力モデルは、世界中の林業従事者から支持されています。

ソーチェンは、オリジナルですがオレゴンソーチェンと互換性があります。そのほかにも、幅広いラインナップを展開しています。

Husqvarna(ハスクバーナ)

ハスクバーナは、スウェーデンの総合機械の老舗メーカーで、世界最大のチェーンソーメーカーのひとつです。独自の防振技術や、エルゴノミクス設計が特徴です。エルゴノミクスとは、人と機械の関係を結ぶ最適な関係づくりを目指すことをいいます。

本格的なプロ向けからホビーユース向けまで、幅広いラインナップがあります。ソーチェンは、オリジナルですが、オレゴン製のチェーンと互換性があります。

Makita(マキタ)

日本の電動工具メーカーで、電動式チェーンソーのラインナップが充実しています。バッテリータイプは、家庭の庭木の剪定などに適しています。また、エンジン式チェーンソーも小型から大型までラインナップしており、プロユースにも対応しています。

チェーンソーの寿命は?

チェーンソーの寿命は、使用頻度やメンテナンス状態によって大きく異なります。一般的には、エンジン式で約5年、電動式で約3年とされています。ただし、これはあくまで目安であり、適切なメンテナンスを行えば、さらに長く使用できます。

チェーンソーを長持ちさせるためには、以下のようなメンテナンスを欠かさず行うと良いでしょう。

・使用後は、チェーンとガイドバーを清掃し、オイルを塗布する
・定期的にエアクリーナーを清掃し、交換する
・チェーンの張り具合を適切に調整する
・目立て(チェーンの刃の研磨)を定期的に行う

これらのメンテナンスを怠ると、性能の低下や故障の原因になります。

チェーンソーを使用する際の注意点

防護具の着用

チェーンソーは高速で回転する刃物を使用するため、非常に危険な道具です。使用する際は、必ず以下のような防護具を着用しましょう。

・ヘルメット
・防護メガネまたはフェイスシールド
・耳栓または防音イヤーマフ
・切創防止チャップスまたは、防護ズボン
・滑り止めの安全靴
・厚手の手袋

作業前の点検

作業前には、必ずチェーンソーの点検を行いましょう。以下のような点に注意します。

・チェーンの張り具合や損傷の有無
・ガイドバーの摩耗や変形の有無
・燃料やオイルの量
・エアクリーナーの汚れ
・ボルトやナットの緩み

異常を見つけたら、必ず修理してから使用します。

安全な作業姿勢

チェーンソーを使用する際は、常に安定した足場を確保し、両手でしっかりとハンドルを保持します。無理な姿勢で作業すると、事故の原因になります。

また、チェーンソーを持ち上げる際は、ガイドバーを身体から離し、チェーンが物や身体に接触しないように注意します。

チェーンソーの新規購入・買い替えはあぐり家へ

チェーンソーは、プロ向けの高出力・高性能モデルになると、価格が10万円を超えることもあります。新規に購入する場合は、用途はもちろんですが、予算に見合ったモデルを選ぶことが重要です。

しかし、予算をなるべく抑えたいなら、中古市場で探すのもおすすめです。農機具の買取・販売を行っているあぐり家では、中古のチェーンソーを多数取り揃えています。プロ整備士がメンテナンスを行った、品質の良い中古品を販売しているので、安心して購入できるでしょう。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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