業務用精米機の選び方!米農家必見のおすすめ機種も紹介

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米農家にとっては、業務用精米機の選択は重要な決定事項です。精米機を導入することで、作業効率の向上や品質の安定化など、さまざまなメリットが期待できます。

ここでは、業務用精米機の選び方のポイントを詳しく解説し、おすすめ機種の紹介をします。ぜひ参考にして、最適な業務用精米機をみつけましょう。

中古精米機

業務用精米機とは?

業務用精米機は、大量の玄米を短時間で精米する機械です。家庭用の精米機と比べ、高速かつ大容量の処理が可能です。そのため、米農家の作業効率が大幅に向上することが期待できます。

ほとんどの家庭用精米機は、1回に5合から1升の玄米を精米できます。しかし、搭載しているモーターが業務用と違い、長時間の使用には向かない仕様です。機種によっては連続使用をすると、モーターが過熱し、安全装置によって止まってしまいます。熱が米に伝わることで品質の劣化にもつながります。

業務用精米機だと、精米の品質が安定しているため、高品質な精米を提供できます。家庭用精米機の性能は上がってきているものの、米の水分量や保管状態によっては、割れや欠けがなどが出てしまい、品質に差が出てしまいます。

業務用精米機導入のメリット

業務用精米機を導入することで、手作業での精米に比べ、大幅な時間短縮が可能になります。また、精米による品質劣化を防ぎ、品質のばらつきをを抑えることで、安定した精米を提供できます。

最近は健康志向が高まり、さまざまな精米方法が求められるようになりました。多様化した顧客ニーズに応えるためは、つき方にこだわった業務用精米機が必要です。

一方で、初期投資が必要なことがデメリットとしてあげられます。精米機の金額は、求める性能などにより大きく異なりますが、大型であればあるほど、能力が高いほど高額になります。

精米機を選ぶときの5つのポイント

業務用精米機を選ぶ際は、精米能力・精米方法・容量・使い勝手・サイズ感の5つのポイントに着目しましょう。自分の農場の規模や求める品質に合わせて、最適な機種を選ぶことが重要です。

次に、それぞれのポイントについて詳しく説明するので、購入時の参考にしてください。

①精米能力(速度)

精米能力は、1時間あたりに処理できる玄米の量をいい、単位は「kg/h」と表記されるのが一般的です。例えば、精米能力が500kg/hと表記されている機種は、30kgの玄米を約3.6分で精米できる計算になります。

処理時間を短縮するためには、精米能力の高い機種を選ぶことが重要です。

②精米方法

精米方法には、摩擦式・研削式・胴割式などがあります。摩擦式は、米どうしをこすり合わせた際の摩擦を利用し、米の表面のヌカを除去する方法です。摩擦式は、精白度が高く、表面がなめらかで光沢がでる特徴がありますが、時間がかかります。

研削式は、砥石状のロールを回転させて、玄米に圧力をかけずにヌカを除去する方法です。この方法は、高速処理が可能ですが、割れ米が多くなりがちです。

胴割式は、摩擦式・研削式の中間的な特徴を持ちます。両者の良いところを組み合わせ、質の良い精米を早く処理できますが、比較的高額な機種になります。

③容量

容量は、一度に処理できる玄米の量を表します。容量が大きいほど、一度に多くの玄米を処理できます。1日あたりの処理量に応じて、適切な容量の機種を選ぶことが重要です。

1日当たり何キロの米を処理したいのか、総量や販売までの日数などで計算してみると良いでしょう。

④使い勝手

使い勝手の良さで選ぶなら、メンテナンスや掃除などが簡単にできる機種を探します。使い勝手の良い機種を選ぶことで、作業効率の向上と衛生管理の徹底が期待できます。

機種によっては、残留米を排出するための無駄のない工夫がされています。ヌカの処理や、ヌカ網や、ロール掃除ができる機種もあります。

また、操作パネルが分かりやすいことも機種選びでは大切です。新機種には、使いやすいタッチパネルを採用している場合が多く、中には部品管理の情報も見れる機種もあります。

しかし、どんなに便利な機能でも使いこなせなければ意味がありません。実際に機種を見て、使い勝手を確認することをおすすめします。

⑤サイズ感

業務用精米機は、家庭用精米機と比べてサイズが大きい機種が多いです。設置場所のスペースや、移動の必要性を考慮し、適切なサイズの機種を選びましょう。

また、電源コードの長さも確認が必要です。コンセントから離れた場所に設置する場合は、延長コードが必要になります。また、大型の精米機は、一般家庭用の電源プラグではなく100V以上の仕様(三相200Vなど)になっている場合があるので、事前の確認が必要です。

主な業務用精米機メーカーとおすすめの機種を紹介

山本製作所

山本製作所は、高品質な精米機を提供しているメーカーです。中でも、XP-4000は、1時間当たり4000kgの超高速処理が可能なうえ、品質も安定しているので、大規模な農家におすすめの機種です。

日頃のメンテナンスとしては、ワンタッチで金網まで点検ができます。さらにカラータッチパネルを搭載しているので、操作のしやすい構造になっています。

タイワ精機

タイワ精機のGMCA-100は、研削と摩擦で精米できますが、摩擦式での精米も可能です。普通精米のほか、無洗米にも対応しています。操作性の良いタッチパネルを採用し、液晶画面で細かい操作も簡単です。

精米能力は、500〜600kg/h(普通精米)。最小精米量は2㎏から対応しているので、幅広い対応が可能で、中規模に展開する農家に向いていています。

カンリウ工業

カンリウ工業のSR2233ESは、タンク容量玄米30kgで、220~240kg/hの精米能力です。自動停止装置がついているので安全面にも優れています。

宝田工業

宝田工業のPROMAX-1500は、容量が30kgありますが、一体型のコンパクト設計になっています。30kgの精米時間は、およそ15分なので効率よい作業が可能です。残米の引き出しレバーがあり、メンテナンスがしやすい構造になっています。

マルマス機械

マルマスの4LEB型の循環型精米機は、米の摩擦による抵抗を抑え、発熱しにくく米のうまみを逃がさずに精米します。タンクの容量は、60kgあり、処理能力は、100~150kg/hです。

クボタ

クボタのVM-30Cは、標準の11段階の白度調整ができる他にも、5段階のクリーン白米の調整が可能です。クリーン白米は、軽く洗うだけで炊飯ができるので、普通の洗米よりも水が少なくて済むのはもちろんですが、ヌカ切れがよく、つやのある米に仕上がります。

この機種は、縦型構造で、処理能力は160〜180kg/h(普通精米)なので、米農家が顧客ニーズに合わせ販売する農家に向いています。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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