【農業者向け】コンプレッサの使い方と用途別の選び方を完全解説

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コンプレッサ

農作業の中で、コンプレッサを使う機会がある人は多いのではないでしょうか?種まきや防除の際、あるいは農機具のタイヤ空気圧調整などでも活躍している機械です。

この記事では、コンプレッサをはじめて購入する、あるいは買い替えを検討している人向けに、使い方や選び方を解説します。

コンプレッサ

コンプレッサとは?

コンプレッサとは「エアコンプレッサー」とも呼ばれることがある、空気を圧縮(コンプレス)して吐き出す機械です。

日常的なものだと、自転車のタイヤに空気を入れる際に使われたり、エアダスターのようにほこりを飛ばす際に使われたりします。

家庭だけでなく農作業や工場でも使われる、汎用性の高い機械です。

コンプレッサの特徴

コンプレッサは、空気を取り入れ、空気の出入口を塞いだ状態で取り入れた空気をピストンで押し出す機構をもちます。出入口を開いて押し出す空気は体積が減少し圧力が上がった状態となり、エネルギーを蓄えています。

エネルギーを持った空気は、粉砕・掘削・塗装・プレス・組み立てなど、様々な用途で使われます。

コンプレッサとポンプの違いは?

コンプレッサが空気を圧縮して圧力を高める仕組みですが、ポンプは空気を単純に送る機構を指します。空気の出入口が小さくて勢いよく空気を押し出すとしても、1気圧を大きく超えません。コンプレッサもポンプの枠組みに入りますが、圧縮するために空気が漏れない仕組みを徹底しています。

コンプレッサの使用シーン(用途)

ここでは、コンプレッサと使った農機具やその他用途を紹介します。

 皮むき機:圧縮した空気でねぎ・玉ねぎなどの皮を飛ばす
選別機:米や麦などの色彩選別の際に不要な種を飛ばす
 メンテナンスオプション:茶工場やその他工場ラインでの機械清掃・メンテナンスの際に汚れを吹き飛ばす
 種まき機:種を広範囲でまく際に吹き飛ばす
 エアブラシ:塗料を吹き付ける
 エアレンチ:ボルト・ナットなどを固く締める際に使用する
 エアサンダー:さびや塗装はがし、金属研磨などができる

コンプレッサの種類と選び方

コンプレッサを新しく買う際は、以下のポイントをチェックして厳選していきましょう。まずは使用目的をはっきりさせた後、優先順位を付けながら必要な機能を選んでいくのがおすすめです。

タンク容量
エアのクリーンさ
使い勝手の良さ
大規模に使うならタンク容量の多いものを選ぶ

農場規模が大きければ大きいほど、コンプレッサは大きいものが求められがちです。性能でいえば、タンク容量が大きいものほどエアーの充填をしておけるので連続使用時間が長くなります。

20Lほどのコンパクトタイプから、40L程度の中型、100Lほどの大型タイプまで段階があり、大型タイプだと連続使用が求められる塗装作業や工場での清掃・皮むきなどで使い勝手が良いでしょう。

例えばタイヤの空気入れだと最低限10L程度、タイヤ交換には30L、エアダスターには30Lほどを目安としてよいでしょう。
クリーンなエアが必要かチェック
コンプレッサにはオイル式とオイルレス式の二種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

オイル式:エアーにオイルが微量混じるため、食品や塗装に使えない。メンテナンスの手間があり、動作音も大きいが耐久性と連続使用性が高いというメリットがある
オイルレス式:食品や塗装で使えるクリーンなエアが特徴。メンテナンスの手間が少なく、静音性が高い。連続使用時間はオイル式に劣る。

クリーンなエアで野菜の皮むきをしたいならオイルレス式を選ぶことで、衛生と静音性を実現できます。清掃やタイヤ空気圧の調整などに使用するならオイル式のほうが耐久性や連続使用時間が長く、使いやすいでしょう。

使い勝手の良さは圧力ゲージとメンテナンス性でチェック

様々な用途でコンプレッサを使用していきたいなら、圧力ゲージを細かく調整できるものが便利です。

さらに、丁寧に使用して長期間使用していくためには、メンテナンスのしやすさにも着目しましょう。

コンプレッサのタンク内に生じる水分を抜くために、ドレンコックが付いていますが、これがレバー式だと手入れがしやすく便利です。ネジ式であればいちいち回して作業する必要があり、コンプレッサは気密性が重要なためねじ回しはそれなりの労力になってしまいます。

コンプレッサの寿命・耐用年数

コンプレッサの寿命はおよそ10年といわれていますが、資産価値の計算で使われる「耐用年数」はまた別物です。

耐用年数は法律で用途や業種によって決まっていて、多様な用途があるコンプレッサはその使用目的で年数が異なってきます。農業で使う場合は基本的に7年とされている一方で、金属製品の加工で使っている場合は6年となっています。

主たる用途と照らし合わせて、法定の耐用年数がどれにあたるか確かめておくと良いでしょう。

コンプレッサの主なメーカー

コンプレッサを生産している主なメーカーを紹介します。

アストロプロダクツ

自動車用の工具・整備工具を生産しているのがアストロプロダクツです。6Lほどのコンパクト・静音タイプのものから、24L・38Lの中型タイプ、60Lの大容量タイプまでそろっています。

静音のオイルレスタイプを選びたいなら、まずはアストロプロダクツをチェックしてみてもよいでしょう。

アネスト岩田

業務用で大型タイプのコンプレッサが必要な人におすすめしたいメーカーです。

種類としては「スクロールコンプレッサ」「レシプロコンプレッサ」「クロー(ツース)コンプレッサ」「スクリューコンプレッサ」のほか、エアドライヤなど、工場ラインや生産ラインで役立つエア系機械を探せます。

大型のパッケージタイプだけでなく、持ち運びできるタイプも販売されています。

ハイガー産業

ハイガー産業は、家庭用園芸用品から産業機械向けの開発も行っているメーカーです。

コンプレッサとしては17種類ものラインナップがあり、中型のオイル式でありながら運びやすい軽量タイプや、オイルレスタイプ、コンパクトでタンク容量が少なめのものまで様々です。

小型~中型で探していきたい人や軽量で持ち運びやすいものを探している人におすすめです。

コンプレッサの新規購入・買い替えならあぐり家をチェック

コンプレッサは寿命が長く、丁寧に使えばかなりの長期間で活躍する機械です。新品で買うのももちろんよいですが、中古であっても性能を十分に発揮します。

中古でできるだけ安く良いものを見つけたい場合は、ぜひあぐり家のサイトをチェックしてみてください。メンテナンス済みですぐに使えるコンプレッサや、その他農機具を販売しています。

農機具全般で買取も行っているため、買い替えの場合や倉庫整理の際はぜひ一度電話やLINEでお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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