ユンボなどの重機は、長年の稼働が可能な機械ではありますが、寿命が近くなってくると故障が多くなったり、不具合が生じたりなどでいつかは処分を検討することになります。大きく運搬も難しいため、処分するとなるとハードルが高く感じられるでしょう。
この記事では、ユンボをはじめとした重機の処分方法と、それぞれの特徴と具体的な処分の仕方を紹介します。
▼ ▼ ▼
農機具ランドあぐり家はプロの査定スタッフが常駐しており、スピーディーに適正な査定金額をご提示します。出張査定無料!古い・動かない農機具でも買取可能です。
重機(ユンボ)の処分方法は4つ
重機の処分方法は主に3つあり、それぞれ特徴が大きく異なります。状況によって適切な選択肢が異なるため、3つの処分方法の特徴をあらかじめおさえておきましょう。
中古商品を取り扱っている専門業者へ買取依頼
処分を考えている重機の状態にもよりますが、専門業者に買取依頼をすることで、処分費用を払わずに、むしろ買取価格分が戻ってくることがあります。
買取依頼を出せる重機は、買ったばかりのものや故障歴のないきれいなものだけではありません。耐用年数を超えたものや、故障して動かないもの、長年使って型式が古いものなども対象になる場合があります。
どこからどこまでが買取対象の状態かは、業者にもよるため事前の確認や相談がおすすめです。買取金額がいくらになるかも、その業者の得意分野や対象範囲によります。
農機具を専門に買取・販売している農機具ランドあぐり家では、重機も含む農機具を、壊れた状態や古いものでも買取しています。
お問い合わせ・詳細はこちら
買い替え予定の店舗で下取り依頼
重機をただ処分するだけではなく、買い替えを目的としている場合は、新しく購入する予定の店舗で古いものを下取りしてもらう方法もあります。
処分方法を探す、比較するのが手間だと感じる場合は、この方法はおすすめです。ただし、中古品の販売・流通が専門業者に劣る場合や、店舗ならではの販売経費が掛かる場合もあるため、買取依頼ほどの金額は見込めないかもしれません。
買取や下取りを断られたら廃車・解体
古い重機を買い取ってもらうことができなかった場合は、廃車・解体が必要になります。この方法となると処分費用がかかるため、積極的にお勧めする方法ではありません。自分で廃車手続きや処分の手続きを準備する必要があるので、手間がかかる点もデメリットです。
解体した後は、鉄くずを業者に買い取ってもらうことで若干の足しにはなります。
ユンボの寿命は?処分・買い替えのタイミングを紹介
それでは、重機の処分はいつを目安に考えるべきでしょうか?重機のうち、とくに小型の油圧ショベルであるユンボの寿命や処分・買い替えのタイミングについて見ていきましょう。
ユンボの耐用年数
耐用年数は、法的に定められた固定資産の価値を計算するための基準となる年数で、実際の稼働可能時間とは異なります。
重機の場合は用途によって異なる耐用年数が定められていて、例えば林業用・建設業用の油圧ショベルで5年、廃棄物処理用の油圧ショベルは8年とされています。
ユンボの寿命と処分・買い替えのタイミング
一方で実際の寿命としては、他の大きの農機具と同じように、稼働時間で寿命目安が立てられています。ユンボであればおよそ3000時間が目安とされています。
ただし、手入れやメンテナンス状況によっては、寿命目安よりも長く使える場合もあります。長く使えるということは、重機の使用価値を長くもたせ、売る際により高値をつけてもらえる可能性があるということです。それぞれ機種に合った手入れ・メンテナンスを行い、寿命を伸ばすことは日々できる資産維持の方法といえます。
十分な燃料が入った状態か、オイル交換を定期的に行っているか、ボルトやバケットに破損・摩耗がないかの点検、異常があった時の速やかな対応など、適時期待のチェックを行いましょう。
故障頻度が多くなってきた場合や、耐用年数・寿命目安時期を超えたタイミングでは買い替えの検討を始めるのが無難です。
ユンボの処分費用は?方法別に紹介
買取依頼・下取りの場合
買取依頼を行う場合や下取りしてもらう時は、処分費用はかからず、逆に購入費用を支払ってもらう場合があります。価格がつかなくても、無料で引き取ってもらうケースもあるでしょう。
解体処分の場合
廃棄・解体するための処分費用の項目としては、以下があります。
● 解体費
● 手続き依頼費
● レッカー代
ユンボが壊れて動かない場合のレッカー代、実際の解体費用、永久抹消申請の代行依頼を全て含めると、およそ4万円前後をみておくと良いでしょう。
処分する際に必要なものを方法別に紹介
ここでは処分をスムーズに行うために、事前に準備しておきたいことを紹介します。
買取依頼の場合
専門業者に買い取ってもらうには、売りたいユンボの大きさとナンバープレートの有無によっても準備内容が異なります。ここでは、ナンバープレートがある小型特殊自動車に分類されるユンボを軸に紹介します。
以下の書類を用意して、買取に備えましょう。
● 標識交付証明書(ナンバープレートの交付書類)
● 譲渡証明書
なお、ナンバープレートがない場合は、以下の書類を用意します。
● 譲渡証明書
● 販売証明書
そのほか、修理したことがある場合はその履歴がわかるもの、購入した際の書類などを一式揃えておくと、査定の際に参考にしてもらえます。
下取りに必要なもの
下取りの際には、店舗によって必要とされるものが異なるため、事前に確認をしておくのをお勧めします。
ユンボの廃車・解体に必要なもの
廃車・解体するには、以下の書類を用意します。なお、ナンバープレートは陸運局で返納する必要があります。
● 永久抹消登録(軽自動車検査協会に申請)
● 標識交付証明書
高価買取につながるコツ
ユンボをできるだけ高く買い取ってもらうためには、先に軽く触れたように、日頃の手入れやメンテナンスが欠かせません。
実際の買取査定直前では、可能であれば機体の清掃程度をしておくと、状態のチェックがしやすいためお勧めです。
また、ユンボが得意な専門業者を探すのもポイントです。買取業者によって販売ルートが異なり、得意不得意によって買取価格が変わりがちです。その機械の販売ルートが確立している業者、例えばユンボの販売・買取実績の多い業者を選ぶと良いでしょう。
あらかじめ電話査定・オンライン査定で概算見積もりを出し、高く見積もってくれたところに依頼するという方法もあります。
重機を処分したいならあぐり家へ買取依頼を
ユンボなどの重機を自分で処分するのは手間がかかるだけでなく費用も掛かります。まずは専門業者への買取査定依頼を出したり、買い替え先の店舗で下取りができるか確認してみましょう。
できるだけ高い金額で買い取ってほしいなら、専門業者へ査定に出すのがおすすめです。農機具ランドあぐり家は、農機具の修理が得意なスタッフが在籍しているほか、査定専門のスタッフがいるため、機械の品質を見極めた適切な査定金額を出すのが特徴です。
処分を検討している重機がある場合は、LINEや電話で査定金額の目安も確認できます。まずは気軽にお問い合わせください。
LINE査定はこちら
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。