フレールモアとは、主にトラクターに取り付けて草刈りを行う農業機械です。トラクターに乗って操作できるため、パワフルで効率的な草刈りができます。
草刈りが必要だけどどの草刈機を買えばいいか迷っている人は、ぜひフレールモアも検討してみてください。
この記事ではフレールモアの特徴から、ハンマーナイフモアとの違い、選び方などを詳しく説明します。人気メーカーについても紹介するので、実際にどの機種を買うかの参考にしてください。
フレールモアとはどんな農機具なのか?
フレールモアとは、主にトラクターの後部に取り付けて使用するタイプの草刈機です。雑草を刈り取るのに使われるほか、前作の作物の残さ、残骸など残留物を粉砕するのにも使われます。
フレールモアを地面に付けながら移動すると、草刈り効果だけではなく、押し付けられた土を耕す効果も現れます。細かな取り回しは苦手ですが、パワフルに効率的な作業ができるという点で評価されている農機具です。
フレールモアの特徴
トラクターに取り付けるタイプが主流のフレールモアですが、動力のないもの・電動式・ガソリンエンジン式の3種類があります。
動力のないものとしては、単にトラクターに取り付けて動かしていくタイプと、手動式があります。手動式だと人力で動かすことになり、小回りがききますが効率化の面を考えると小規模向きです。
ガソリンエンジン式は、手押しタイプで見られます。手動式よりも取り回ししやすくなり、より広い農地で活躍します。
フレールモアは、草刈りと土壌の改善を同時に行えるため、特に広い農場での整備で活躍するでしょう。
デメリットとしては、替え刃が高価であることと、その取り替えに手間がかかることが挙げられるでしょう。
ハンマーナイフモアとの違い
フレールモアはハンマーナイフモアとどう違うのかがよく疑問に思われていますが、そもそもハンマーナイフモアとはどんなものかというところから説明します。
ハンマーナイフモアとは、ハンマーのような形の刃で草を粉砕する草刈機です。フレールモアは、そのうち特にトラクターに着けられるタイプの機械を指しますが、そうでないものもフレールモアと名付けられている場合があります。
トラクターに着けるタイプだと、広範囲の草を一気に粉砕していけますが、小回りがききにくく、トラクターが通れる範囲でしか作業ができないという特徴があります。
フレールモアの耐用年数
フレールモアは、他の農機具と同じく耐用年数は7年です。ただし、実際の寿命としてはおよそ10年と考えられています。
できるだけ長く使い続けるためには、製品にあった保管やメンテナンス、適切な使用などが求められます。丁寧に使い続けることで、長く使えるだけではなく買い替えの際に高く買い取ってもらうことも期待できるでしょう。
フレールモア選びのポイント
フレールモアを購入する際は、①効率性、②機能、③安全性に注目して選ぶと良いでしょう。それぞれ詳しく説明します。
使用場所に合わせた刈幅・本体サイズを選び効率を上げよう
広い農場であればあるほど、効率的な作業が求められます。効率化するなら、刈幅が大きいものを選ぶべきです。
ただし、刈幅が大きいものほど本体価格が高くなる傾向にあります。どれだけの広さをどれだけの速度で作業完了したいか、まずは計算をしてみると良いでしょう。
メンテナンス性や耐久性などの機能に注目して使いやすくしよう
メンテナンスのしやすさや、本体の耐久性も重要です。先ほども少し触れましたが、長く使い続けるためには適切な保管やメンテナンスが欠かせません。そのメンテナンスを少しでもやりやすいものを選ぶことで、結果的に長く使え、コスト削減につながります。
また、長く使えば使うほど、機械は摩耗し価値が下がってしまうものです。古くなると故障する箇所が出てきて、しかもだんだんと故障の頻度が上がっていきがちですが、耐久性がそもそも高いと故障を心配することも少ないでしょう。
飛び石・うっかり事故を防ぐ安全性にも注目しよう
草刈機は、刃を回転させて草を刈り取り・粉砕していく機械のため、稼働させているとリスクも生じます。
例えば地面の石を弾き飛ばしてしまい、稼働させている本人や周囲に当たってしまうリスク、刃が地面や障害物に当たってしまって怪我をしてしまうリスクなどがあります。
そういったリスクを防ぐためには、防刃ズボンやゴーグルなどの防具を着けるほかにも、フレールモア自体に安全装置がついているものを選ぶ方法があります。
フレールモアの主なメーカーと特徴
フレールモアの人気メーカーとしては、コバシ、ササキ、ヤンマー、ニプロなどがあります。
コバシは「FF SERIES」としてフレールモアを展開していて、広範囲で高効率な草刈りを可能にします。17馬力以上から、最大60馬力までいくつもの展開がある、ハイパワータイプです。機能にもよりますが、価格は60万円以上と見ておくと良いでしょう。
ササキのフレールモアは、ワンタッチでトラクターに接続できる便利な機能や、飛散防止のガードなど、使いやすい機能を揃えています。適応馬力は11~60まで、刈幅は120~200cmまでと、好みのサイズ・パワーで選べます。
ニプロのフレールモアは、「FN02Rシリーズ」と「FNC02R」の2タイプがあります。いずれも刈高さが安定する「ゲージローラー」が搭載されていて、倒れた雑草も高さをそろえて刈り取ることができます。作業機の着脱がワンタッチで行える便利仕様も見逃せません。
まとめ
フレールモアは、効率的に草を粉砕して地面にすき込み、土壌改善のためにも役立てられる農機具の一つです。
効率的な土壌整備・改善のために便利なため、この機に購入を検討してみてはいかがでしょうか?
少しでも安く手に入れたいなら、中古で購入する方法もあります。あぐり家では、フレールモアをはじめ、様々な草刈機をメンテナンス済みで販売しています。まずは現在の販売状況をチェックしてみてください。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。