穀類搬送機とは？基本の仕組みと活用方法、おすすめメーカーも紹介

2023/12/25（最終更新日：2023/12/25）最新情報

穀類搬送機は、穀物を移動させて別の農機具へと送り込むために使われる機械です。乾燥機への搬送や、選別機からの搬送など、様々な用途で使われます。

この記事では、穀類搬送機の基本情報から活用方法、おすすめのメーカーまでを紹介します。

目次

穀類搬送機とは？
穀類搬送機の特徴とできること
穀類搬送機の選び方
穀類搬送機メーカーの特徴とおすすめ商品の紹介
穀類搬送機を中古で安く手に入れるなら、あぐり家へ！

穀類搬送機とは？

穀類搬送機とは、米や麦、あるいは大豆などを搬送するための機械です。搬送とひと口に言っても、その形態はさまざまです。機械から機械へと穀物を移動させるためのつなぎとしての役割や、収穫してから乾燥機にかけるまでの大移動を行う役目を持つものまであります。

そのため、米農家としての収穫～出荷ラインの作成に非常に役立ち、効率化を助ける農機具であるといえます。

穀類搬送機の特徴とできること

穀類搬送機の特徴としては、以下の項目が挙げられます。

● 粒状になった穀物を移動させる
● ホースやコンベアが穀物の移動経路となる
● スムーズな搬送が可能

重要なのは、生産（出荷）ラインを妨げず、スムーズに移動させることです。垂直・水平の移動を可能にするためにホースやコンベアなどが利用されますが、その経路に残留物ができるだけ発生しないように工夫されています。

搬送のスピードや、その精度の違いで個々の違いがみられるほか、取り付けのしやすさでも大きく差が出ます。

穀類搬送機でできるのは、主に以下の作業です。

● 収穫した穀類の移送と乾燥機などへの投下
● 乾燥機から選別機への搬送
● 籾溜めへの搬送

穀類搬送機の選び方

搬送先の機械の投入口がどこにあるかによって、搬送機の送り方が変わってきます。ライン全体を把握したうえで、投入口の高さや搬送先までの距離、投入方法に合わせた穀類搬送機を選ぶ必要があります。

上記も含め、穀類搬送機を選ぶ際に確認しておきたいポイントをまとめると以下の通りです。

● 搬送量
● 搬送能率
● 搬送精度
● 搬送する穀物の種類
● 搬送先が垂直方向か水平方向か
● 搬送先までの距離
● メンテナンスのしやすさ
● 金額
● 設置のしやすさ

上記の項目の中から、ラインの状況に合わせて優先順位を決めつつ、適切な穀類搬送機を選ぶと良いでしょう。

穀類搬送機メーカーの特徴とおすすめ商品の紹介

ホクエツ

ホクエツでは、搬送装置（コンベア）とバケット昇降機、穀物張り込み、共同乾燥施設向機器などの、搬送関連の機械が豊富に製造されています。

そのうち、「モミトップ」は水平方向で搬送する際におすすめの穀類搬送機です。搬送能力が「最大M-10で10トン/時・M-15で15トン/時の高性能」をもちながら、安価であることを売りにしています。

最長で8メートルもの距離に対応でき、さらにスクリューコンベアの使用で穀物が痛むのを抑えることができるのも特徴です。

タイショー

収穫時からの搬送に向いている、大型のコンテナタイプを製造しているのがタイショーです。「グレンコンテナ」「レザーコンテナ」「レザーコンテナウィング」の3タイプが展開されていて、そのうちグレンコンテナは、取り回しのしやすさが特徴です。

着脱式のフレキシブルホースを使用すれば、左右180度の排出向きを調節できます。高速排出を実現するパワフルなモーターが高効率での搬送を可能にしているのも特徴です。

さらに、排出量の調整がセンサーで自動コントロールできるなど、操作性のしやすさも行き届いています。

石井製作所

石井製作所は、納屋の中での籾搬送に使用するタイプの穀類搬送機を製造しています。納屋で使う前提であるため、非常にコンパクトな作りであるほか、安価なのも特徴です。

垂直方向に搬送できるタイプで、最大7メートルの高さまで搬送できます。シンプルな構造でありながら、毎時9～15tの籾を搬送できるというパワフルさも魅力です。
サタケ
サタケでは、何本でも接続できるモーター付きの穀類搬送機が「AH・AT・BH・BT」という4種類のラインナップで展開されています。

モーター付きのため、水平・垂直の向きを問わず使用できる、パイプタイプの搬送機です。取り付けが簡単なので、ライン内での柔軟な取り付け・取り外しが可能になります。

山本製作所

山本製作所では、「荷受ホッパ」と「穀物搬送機グレンホッパ」が穀類搬送機にあたります。いずれも搬送能力が高く、用途に合わせて選ぶことでより効率的な穀類の移送が可能になります。

たとえば荷受ホッパの「BHL-7（D）シリーズ」は、コンパクトタイプ・標準タイプ・ワイドタイプの3種に分かれていて、いずれも籾だけでなく麦や大豆、そばの張込に使えます。

穀類搬送機を中古で安く手に入れるなら、あぐり家へ！

穀類搬送機は、その規模感や性能にもよりますが、高能率を目指す農家であればあるほど機械は高額になりがちです。

できるだけ初期費用を抑えつつ、能率を追求していくなら、中古での購入を検討してはいかがでしょう？

農機具ランドあぐり家では、すぐに使えるようメンテナンスを行って状態を保った農機具を取り揃えています。万が一初期不良が見つかった場合でも、アフターサポートが付属するため、はじめての中古購入でも安心です。

また、現在使っていない、あるいは買い替えで不要になってしまう農機具の買取も行っています。気軽なご相談から受け付けていますので、まずは電話やLINEでご連絡ください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス　営業本部
桑原翔
（Kuwahara Tsubasa）
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS（クラウド）のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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