稲刈り機とは?コンバインとバインダーの違い、選び方から価格相場まで紹介!

コンバイン
コンバイン

稲刈りの時期になると活躍してくるのが稲刈り機です。稲刈り機とひとくちに言っても、稲刈りの際に活躍する機械としての総称で、稲刈り機に該当する機械はいくつかあります。

稲刈りといえば名前を聞くコンバインだけでなく、ほかにもいくつか稲刈りで使える機械があるため、状況に合わせて適切な機械を選べるようになると無駄がないでしょう。

この記事では、コンバインやバインダーをはじめとした稲刈りで使える機械の紹介や、それぞれの違い、選び方などの解説を行っていきます。

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稲刈り機とは

稲刈り機とは、コンバインやバインダーなど、米の収穫の際に使用する農機具のことを言います。

稲を刈り取る機能だけ持っているというわけではなく、ほかに脱穀・選別などの機能を兼ね備えるものもあります。それぞれの機能を別の機械に持たせるか、一つの機械で完結させるかは重要な選択肢となるでしょう。

例えばコンバインは、上記のような収穫・脱穀・選別を一挙に行えますが、バインダーは刈取の機能専用で、ハーベスターという脱穀専用の機械とあわせて使うことになります。

コンバインとバインダーは作業範囲が異なるだけでなく、期待の大きさや特徴で作業に向いた環境が違うため、条件に合わせてどちらかを選択することになるでしょう。

また、刈払機に稲刈り用のアタッチメントを付けて稲を刈ることもできます。

バインダーの特徴

バインダーは、比較的小型で小回りが利く収穫機です。持ち運びがしやすく、軽トラの荷台に載せれば遠くの場所へも簡単に移動できます。

少しだけ収穫したい時や小さめのほ場でコンバインが必要なほど大規模な収穫ではない時に向いています。地形が複雑である場合も、その小回りのききやすさから重宝できます。

バインダーは刈取りから結束までを行う機械のため、機械で効率化しつつ天日干しを行いたい場合は、バインダーを選びましょう。脱穀まで行ってしまうコンバインだと、天日干しを行うために必要なわらがなくなってしまいます。

収穫期だけしか使わない上に、複雑な機能が付いていないためシンプルな構造なこともあり、使用期間は長く見積もれるでしょう。

コンバインの特徴

コンバインは、先述のとおり刈取り、脱穀、選別までを行える農機具です。コンバイン自体にも種類があり、「自脱型」と「普通型」があります。

「自脱型コンバイン」は基本的に、田んぼでの稲刈りや麦類の収穫の際に使われます。刈り取りと脱穀の両方を行えて、選別能力が高いのが特徴です。

自脱型は穂先だけを刈り取ることができ、収穫物を痛めにくいことから品質の保持に貢献します。コンバインのラインナップでいえば、圧倒的に自脱型のほうが多いのが現状です。

一方で、稲や麦だけでなく、蕎麦や大豆、雑穀、トウモロコシなどさまざまな作物に対応できるのが「普通型コンバイン」です。自脱型に比べて作りは簡単で、選別能力が劣るものの、多くの作物に対応できる点は大きなメリットといえるでしょう。

コンバインの選び方や必要な免許などについては、以下の記事もご覧ください。

コンバインはどう使う?用途に合わせたおすすめの種類まで徹底解説!
コンバインの運転に必要な免許は?取得にかかる費用も詳しく解説

稲刈り機の価格相場

稲刈り機をいざ購入しようとしても、費用対効果と見比べたり予算と相談したりしてから決めたいものです。バインダーやコンバインの価格相場について紹介します。

バインダーの価格相場

バインダーを新品で購入しようとするなら、1・2条刈りで40万円台から70万円台が目安になります。

セットで使用することになるハーベスターも、馬力によって価格は異なりますが、5馬力だと70万円以上を見積もっておくと良いでしょう。

中古であれば、10万円行かない程度で購入できることもあります。約4分の1ほどで購入できるため、かなりお得に手に入れられます。

コンバインの価格相場

コンバインの新品価格としては、自脱型の2条刈りで150万円台から見つけることができます。25馬力で500万円、120馬力を超えると2000万円を超える場合があります。

普通型だと25馬力で300万円台、120馬力を超えるものとなると1500万円を超えるものも出てくるでしょう。

中古なら、数万円から100万円程度の幅の間で見つけることができます。

稲刈り機の選び方のコツ

稲刈り機は、その使用するほ場の広さだけではなく、段差や傾斜の有無、作物の種類、農業の在り方などでも選ぶべきものが変わってきます。

コンバイン、バインダーそれぞれの特徴や価格帯を見つつ、やりやすい形で導入するのが一番です。

移動のさせやすさを重視するならば軽く持ち運びのしやすいものを、作業効率(スピード)を重視するのであれば機能性の高いものを最優先で選択するのがよいでしょう。

もちろん、コンバインを利用するのが一般的な広さであっても、すでにある機械と組み合わせてバインダー・ハーベスターなどを活用することもあるでしょう。

農機具の機能を後から追加することは、アタッチメントを除いては難しいため、初めから使用条件をしっかり見極めたうえで過不足なく選ぶのが重要です。

中古で稲刈り機を購入するならここに注目!

コンバインやバインダーなど、稲刈りをするための農機具を新品で購入するのは高くつきます。そのため、目当てのものがあれば中古でまずは探してみるのがおすすめです。

中古で稲刈り機を購入する際に、注目しておきたいポイントを紹介します。

中古で購入するメリット

中古の農機具を選ぶと、なにより費用が安くなるのがメリットといえるでしょう。ものによっては数割減といわず、2分の1以下の価格で手に入れることができる場合もあります。

新車での購入となると数百万円単位で用意する必要があるため、たとえば農業を始めたばかりで出費の多い時期などでは厳しいものがあります。

十数年先を見据えての営農が難しく、いったん中古での購入をして様子見をしたい場合なども、新品だと使い切れないのではないかという不安を軽減できます。

中古の農機具を購入する際の注意点

一方で、中古での購入をする際に注意すべき点はいくつかあります。購入する際には、以下の点を確認し、残りの稼働可能時間がどれくらいあるかを考えていくとよいでしょう。

故障歴
アワーメーター(稼働時間)
使用頻度と使用年数
整備状態

また、購入する店がその農機具の扱いに慣れているかどうかも注視しましょう。購入してすぐに使えるよう整備してあるか、アフターケアがあるかどうかも確認するのがおすすめです。

自分で修理やメンテナンスすることに慣れていない場合、整備済み・アフターケアあり・相談可能な店を選ぶと、思わぬトラブルを減らせるでしょう。

稲刈り機の買い替え・新規購入はあぐり家をチェック!

稲刈り機は新品だと高価ですが、中古で購入すればかなりの金額を節約できます。購入を行う場合は、コンバインとバインダー、どちらを選ぶべきなのか、事前に条件を洗い出しておくと選びやすいでしょう。

最新のものではなくてはならないか、中古でも十分対応可能なのか、どれくらいの年数使用するのかなど、考えるべき条件は様々あります。農機具選びに一般的な最適解はなく、ほ場や状況に合わせた農機具を選ぶのが最も重要です。

農機具専門の買取・販売を行っているあぐり家では、コンバインやバインダーをはじめ、トラクターや草刈り機など、農業で必要な農機具を多数取り扱っています。

まずはあぐり家でコンバイン、バインダーの販売品を確認してみてください。

【あぐり家】コンバイン商品を見る

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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