これからの農業で必要な要素とは?現代の農業課題と解決のヒント

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現代の農業には、高齢化や後継者不足のほか、環境問題への対処や温暖化対策など多くの対応が求められつつあります。

現状の農業での課題をあらためて整理しつつ、将来の日本の農業で求められることや各農家での対応策、今後の営農のヒントを紹介します。

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現状の農業の課題

現状の農業での課題としては、どのようなものがあるでしょうか?ピックアップした主な課題と、その詳細を紹介します。

高齢化と後継者不足

農家の高齢化と後継者不足は聞こえ始めて久しいですが、いまだに高齢化は進み続けていて改善されてはいません。

新規参入も一定程度はありますが、収入が安定するまで数年かかるのと、農業を学ぶ事前段階でも努力が必要なためハードルはかなり高いといえるでしょう。

農林水産省の施策を活用しつつ農業に参入してみたものの、「思っていたより大変だった」と離農している人も少ないとは言えません。

法人化が進んでいて、農業従事者が少なくなってきている点をカバーできている面もありますが、課題がなくなっているわけではないのです。

参照:平成31年総務省|農業労働力の確保に関する行政評価・監視-新規就農の促進対策を中心として-

農業の新規参入者については、以下の記事も参考にしてください。
脱サラ農業を成功させるには?事前に知りたい注意点と特徴を紹介
農業収入の平均は?不安定、手取りが低いって本当?稼ぐ仕組みを解説

気候変動・災害による減収

水害やその他災害による施設・田畑へのダメージ、鳥インフルエンザの流行による廃棄など、致命的な損害を受けるケースは近年も多く見られています。

減収の補填のある保険もありますが、復旧は簡単なものではありません。

そのほか、温暖化の影響による気候変動で、葉焼けや生育不良など、作物の生育に悪影響が出る例もあります。

いま農業で求められていること、施策の方向性

農業での現状の課題は、どのような解決策が求められているのでしょうか?現在の農林水産省での目指している方向性や、実際に行われている対応策を見ていきましょう。

政府が目指している農業の形を見ていくことで、今後どのようなものが推進されていくのか、また何が農家として行いやすくなっていくのかがわかります。

農地の集約と法人化

農林水産省では担い手不足による荒廃農地(いわゆる耕作放棄地)への対策として、農地バンクによる働きかけが行われています。農地の次なる担い手への農地の集積・集約化や、農業委員会による働きかけによって、農地の再生などが行われています。

さらにこれからも農地を確保するため、地域での話し合いなどによる防止策が重要とされています。

また、農地の集約化は徐々に進んでいて、1経営体当たりの農地面積は大きくなっています。2015年から2020年までの5年間で、約20%の増加です。

より効率的な農業のため、また荒廃農地の減少のための農地集約化は進んでいて、これからも推進される流れとなるでしょう。規模拡大に伴い、法人化への動きも推奨されています。

参照:令和2年度 食料・農業・農村白書

スマート農業の推進・効率化

担い手不足を補う農業の効率化のために、スマート農業もまた推進されています。ロボット、AI、IoTなど、従来型の農業を超えた効率化と品質向上、また農業周辺サービスの充実化などが目指されています。

また、みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業として「スマート農業の総合推進対策」が取り組まれています。以下の内容を推進するために、予算が令和5年度分で11億9600万円取られているものです。

①スマート農業社会実装加速化のための技術開発・実証
スマート農業産地モデル実証
次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化
ペレット堆肥活用促進のための技術開発・実証

②スマート農業普及のための環境整備
農林水産データ管理・活用基盤強化
データ駆動型農業の実践・展開支援事業
スマートグリーンハウス先駆的開拓推進
農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討
データ駆動型土づくり推進
スマート農業教育推進

具体的には、地域内での経営体を超えた農機具のシェア、スマート農業技術の開発推進、データ活用支援などが想定されています。

参照:農林水産省|スマート農業の総合推進対策

持続可能な農業の実現

昨今注目されているSDGsですが、農業でも持続可能性について注目すべきだと認識されています。

農林水産省で「環境保全型農業」とされているのがいわゆる循環型農業で、持続可能で環境負荷の少ない農業を目指しているものです。

施策としては、「令和5年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール」での表彰や、環境保全型農業直接支払交付金、ペレット堆肥の広域流通の推進などがあります。

なお、「環境保全型農業直接支払交付金」とは、化学肥料や農薬を減らすための取組と、それにあわせた環境配慮のある営農活動を支援するための補助金のことです。

参照:農林水産省|環境保全型農業関連情報

循環型農業に関しては、以下の記事も参考にしてください。
循環型農業とは?導入のメリット・デメリットと実践方法を紹介

これからの日本の農業はどうなるのか

ここまで、日本の現状と目指されている方向性を確認してきましたが、実際のところ日本の将来の農業はどうなっていくのでしょうか?

現状の課題と推進されている内容から、以下のような発展が想定されます。

付加価値化による農業収益の増加
ドローン・センサー活用による無人化
地域特産物などのブランド化
観光や飲食業など6次産業化
農業機械の省エネ化・高機能化
データ利活用による省力化

とくに、地域ぐるみでの農業を行うことによる観光との連携や、少人数でも広い農地を活用できる技術開発などが現在必要とされているといえるでしょう。

データの利活用は、これまで属人化していたノウハウを集約し、可視化・システム化するものです。これは新規参入者でもスムーズに効率的な農業を始めることができる可能性を秘めています。新規参入のハードルを下げるだけでなく、収量の増加や省力にもつながることが期待できます。

農業で儲かる・成功するにはどうしたらいいのか

これから農業を始めようと思っている人にとっては、今後農業で成功するにはどうしたらいいかが気になるところでしょう。

また、これまで農業に従事してきた人でも、今後どのようにすればより発展していけるかを考えているかもしれません。

ここでは、農業を成功させていくための新しい技術の例を紹介します。

AI・センサーによる自動かん水・施肥システム
自動運転のトラクター
自動選別機能の付いたコンバイン、米選別機
農業ドローン
自走式の草刈機
サーモグラフィーによる温度管理システム
出荷規格に基づいた画像選別システム
データ収集による農業技術の学習支援
アシスト機能が付いたパワースーツ

ここまで紹介してきたように、農業での効率化・省力化をめざしてよりよい農作物を作り収益化していくためには、まず農機具を活用してみるのがもっとも手軽な方法です。

まだ農機具ではなく手作業で行っている作業があるなら、また旧式の農機具を使っていて改善の余地があるなら、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

これからの農業をうまく支えていく農機具を活用しよう

これからの日本の農業では、さらなる効率化と省力化による発展が求められています。しかし、人の手だけでそれをかなえるのは困難です。

これまで以上に効率化を図るならば、より効率化を目指している農機具の活用、スマート農業へのシフトなども視野に入れていくと良いでしょう。

とはいえ農機具は安い買い物ではありません。中古の農機具もチェックしつつ、うまく取り入れていくのがおすすめです。

農機具専門の買取・販売業者「あぐり家」では、整備済みですぐに使える農機具を多数そろえています。トラクターをはじめ、管理機、田植え機、草刈り機など、新旧さまざまな農機具を見つけられるでしょう。

まずはウェブサイトで現在売られている農機具をチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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