米作りを効率化するためには、さまざまな機械が活躍します。取り入れたい便利な機械や道具について、役割や活用法を含めて詳しく紹介します。
機械を購入し、使えなくなった時のアドバイスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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昔の米作りと今の米作り
かつての米作りでは、ほとんど人力で米の出荷までが行われていましたが、現在はほぼすべての作業を機械で代用できるようになっています。
機械を取り入れることで良くなったのは、労力削減や効率の面だけではありません。安定した収量や田んぼの大規模化などにも影響を及ぼしています。
機械が大型化していくにつれ購入費用も高額になった結果、共同購入やレンタル・リースなどの利用も増えています。
一方で機械がニーズに応じて多様化しており、必要なスペックが細やかに用意されているため、ぴったり必要な機能を持つ機械を選ぶのが難しくもなっています。
米作りに必要な機械と活用法
種まき機(播種機)、育苗機:種から苗へ育てる
播種機(はしゅき)は苗床やほ場に対し直接種を撒くための機械で、米に限らずさまざまな種で活用できます。撒き方は作物に合わせ調整できる機種があります。
育苗器は種から苗へ育てるために、発芽を促し育てるためにヒーター機能が付いています。発育状況を揃えるのに便利です。
いずれも安定して苗を育て上げるために有効な機械といえます。水稲用の機能が付いているものかどうかは要チェックです。
トラクター(ロータリ・ ハロー):土を砕き田起こしをする
トラクターのもともとの機能はけん引ですが、アタッチメントでさまざまな使い方に応用できます。耕うんから肥料撒き、代かきなど、田んぼでの土壌準備に必要な作業の多くをまかなえる便利な機械です。田んぼ以外でも活躍の場が広く、農家での所有率は高いといえるでしょう。
まずは前年の土をかき回し、稲が成長しやすい土壌環境を作りましょう。その後、土壌の状況に合わせて肥料を撒いたり、田植えの際に必要となる代かきなどで活躍します。
田植え機:効率的で整列した田植え
田植え機はその名の通り、田植えを行う機械です。基本的には育苗箱で育てた苗を一定間隔で植えていきます。田植え機のなかには整地や散布機の機能が付いているものもあります。
できるだけ労力をかけずに田植えをしたい場合には、座席が付いている乗用型の田植え機が活用できます。
動力防除機(動噴・散布機):肥料や農薬の散布
モーターを利用し、液体状の肥料や農薬を噴霧していく機械です。モーターを使わない簡易なものもあります。
コンパクトな背負うタイプや走行タイプでも選ぶことができ、どのタイミングでどこで撒きたいかというニーズに合わせて選ぶ必要があります。米作りの場面であれば、稲の生育途中での除草・肥料散布などに役立ちます。
コンバイン・バインダー:収穫・脱穀・選別など
コンバインやバインダーは、収穫の場面で活躍する機会です。コンバインは収穫と脱穀、選別などの機能が備えられている一方、バインダーはよりコンパクトで、刈り取りと結束ができます。
機能は若干の違いはあるものの、ほぼ同じ場面で活躍します。バインダーはそのコンパクトさが生きる斜面や狭い場所でより活かせます。
ハーベスター:収穫を効率化
ハーベスターは収穫に特化した機械です。刈り取りはできないため、上記のバインダーを併用するか、刈り取りを手作業で行う必要があります。
刈り取られた稲が乾燥した後、脱穀・選別するのが主な役割ですが、その精度は機種それぞれです。規模感や求める精度にあわせて選択が必要です。
乾燥機、もみすり機、選別機、保冷庫:収穫後から出荷まで
もみすり・選別については、上記のコンバインやバインダー、ハーベスターなどで代用できますが、それぞれ単体の機械を揃えることもできます。
乾燥機は、かつて「はぜかけ」と呼ばれていた乾燥工程を短縮でき、保冷庫は米を適切な温度で管理できます。
トラック:田んぼへの運搬や移動
細々とした道具だけでなく、刈り取った稲や肥料、その他使用するコンパクトな形状の機械を移動させるのに役立つのがトラックです。
機械を載せる場合は、荷台に入れやすいよう専用の道具があると便利です。
米作りで役立つ道具
育苗箱・苗床
種をまいて育てていくための育苗箱(いくびょうばこ)、苗の栽培場所となる苗床(なえどこ)があると便利です。機械との相性がよく、効率化の面で役立ちます。
機械にセットする場面以外でも、均一な環境を準備しやすいため、手作業の米作り現場でも便利です。
根切りシート・根張りシート
根切りシートは、育苗箱から苗を取り出しやすくするための便利なシートです。育苗箱の底に敷いたうえで、土を入れて使います。根を傷めずに定植作業ができるようになります。
一方で根張りシートはたっぷりの水分を含み、苗に対して十分な水分と栄養を与え根張りをよくするシートです。
育苗箱運搬機・苗箱洗浄機
育苗箱を運ぶ・使用後に洗うことを目的とした機械です。小規模であれば手作業で行うのもよいですが、規模が大きくなればなるほど労力がかかります。少しでも効率化を目指す場合は利用を考えてみるとよいでしょう。
米作りと先端技術
米作りの現場でも、スマート農業は導入されています。たとえば無人トラクター、田植え機の自動アシスト機能、ドローン、水や生育状況の管理システムなどが挙げられます。
先端技術の利用には、知識や導入資金だけでなくノウハウが求められます。しかしより効率化や省力化を求める場合は、可能な範囲で活用を始めてみてもいいかもしれません。
米作りに使う機械はあぐり家で調達しよう
米作りに際しては多様な機械が活躍し、すべて揃えるとなると購入費用が高額になりがちです。しかしリースやレンタル、共同購入などは使用の制限などもあり、所有したほうが都合がいい場面もあるでしょう。
そんな時は、新品購入ではなく中古購入も検討してみてはいかがでしょうか?中古であれば、最新の機種と合う確率は低いものの、必要最低限以上の機能をもつ機械を見つけられます。
農機具ランドあぐり家では、トラクターや田植え機、コンバインなど、米作りに必要な中古機械を多く販売しています。整備・メンテナンス済みで、購入後すぐに使えるものばかりです。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。