農作業では電源の取れない場所で機械を使う場面があります。そんな時に活躍するのが発電機です。
しかし、発電機が急に故障したり、なにかトラブルが発生してしまったときの対処法を知らなければ、大きなロスの原因になります。
この記事では、発電機が故障してしまった際に自己対処するための修理の方法と、普段から行っていきたい整備・メンテナンスについて紹介します。
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発電機が壊れたら自分で修理できるのか
発電機は精密機械ですが、自分で直せる部分もあります。特に起動の手順間違いや燃料部族などが原因の場合は、業者で見てもらうまでもなくすぐに直るものです。トラブル原因と解決方法を知り、慌てず対処すればすぐに解決できることもあります。
しかし基幹部分の劣化やインバーター原因のトラブルがある場合、不具合が連続する場合などは、業者で点検してもらうのがよいでしょう。自己判断で手を付けると、その後プロの手でも修復が難しくなる場合があるためです。
発電機のよくある不具合の原因
よくあるトラブル内容から、どんな解決方法があるかをそれぞれ紹介します。状況を確認して、適切な対処ができるようになりましょう。
エンジンが起動しない
エンジンの不調は、そもそもエンジンが始動しないときに発覚します。主に以下の原因が考えられます。
● 起動方法が間違っている
● キャブレターが詰まっている
● プラグが古い
● 過負荷状態になっている
起動方法に関して、まずスイッチがONになっているかどうか確認します。それから起動方法が間違っていないか確認しましょう。エンジンのスターターの紐を十分に引けていない可能性もあります。
キャブレターの詰まりもよくある不調です。燃料の長期間放置や不純物の混入によって、キャブレターが詰まってしまいエンジンが動かなくなってしまう状態です。軽度であれば洗浄で直りますが、放置しすぎた場合などで汚れが深刻な場合は、交換が必要です。
プラグが古い、あるいは間違ったプラグをはめ込んでいる場合もうまく起動しません。正しいプラグに交換することで解決できます。
過負荷状態とは、発電機が本来可能な出力を超えて発電しようとする場合に起きます。発電機で使おうとしている機械がどれくらいの電力を求めているのかを確認しましょう。
燃料・オイル関係
燃料やオイル関係は、普段のメンテナンスで基本的に避けられます。エンジンが起動してもすぐに止まってしまったり、そもそもエンジンが起動しないということもあり得ます。
もしトラブルが起こってしまっても、軽度であれば自己対処が十分可能です。主に以下のような原因が考えられます。
● 燃料タンクが空になっている
● 空の状態から燃料を追加したばかり
● エンジンオイル不足
● エンジンオイルの汚れ
● 燃料タンクが密閉されている
普段発電機を使うか、非常事態や1年に数回程度しか使わないかにもよりますが、燃料は使用前後で気を配るべきポイントです。特に長期保管していた発電機は、燃料を抜いているはずなため、燃料を入れたかどうかはまず確認しましょう。
エンジンオイルは規定量が入っている必要がありますが、気化や使用、温度によって規定量を下回ることがあります。
エンジンオイルが不足したままだと、故障防止のためにエンジンが動かなくなります。汚れていないか、また量が十分かどうかは起動前に確認するのがベストです。
エンジンオイルが不足したまま万が一使用できた場合、エンジンの焼き付きが起こってしまいます。エンジンが壊れてしまったら業者で修理・交換が必要です。
燃料が密閉されている場合は、燃料が燃焼するのに必要な空気が入らなくなるため、エンジンが始動しなくなります。
機械の劣化
上記の主な原因で当てはまっていなかったら、内部回路で異常が起こっている場合や機械が全体的に劣化している場合が考えられます。その場合、多くは業者に依頼しなければ解決できないことが多いものの、電圧が規定に達しないのであれば自分で対処することもできるでしょう。
電圧が規定に達しない場合は、回転数が低い、あるいは電圧計が壊れている場合があります。回転数が低い場合は回転数を上げることで解決できますが、電圧系は壊れていれば交換が必要です。
整備とメンテナンスのコツ
発電機の整備は、メーカーによって細かい部分で異なりますが、およそ以下の点に注意すれば問題ないでしょう。
● 使用前は燃料があるか、エンジンオイルに異常がないか確認する
● 使用後は燃料を抜き、清掃する
● 保管前あるいは使用前に部品確認をする
発電機は多くの場合、巨大なものではないため、屋根の下でほこりをかぶらないよう保管すれば問題ありません。
使用前・使用後の点検を怠らず、また定期的なメンテナンスとして部品のチェックを行いましょう。発電機は使用によって摩耗したり劣化が出たりする部分があります。使用しない期間が長いと、さびが発生する場所も出るでしょう。
さびや劣化・摩耗を放置すると、重大な故障につながりかねないため、定期点検は重要です。メーカーで指定された交換目安を守り、発電機を長く使い続けられるよう工夫しましょう。
発電機が壊れて戻らない場合はあぐり家に相談を
発電機は丁寧に扱い、整備を行っていれば何年も使い続けることができます。一般に使われる「ポータブル発電機」であれば、6年が耐用年数とされているため、少なくとも6年以上は使えるように手入れを行うと良いでしょう。
しかし整備をこまめに行っていても、いずれ故障が増えたり劣化でもたなくなってしまうことがあります。
そのような場合は、修理の専門業者に依頼するか、あるいは買い替えを検討しましょう。
農機具ランドあぐり家では、農機具専門の買取・販売業者です。中古ですぐに使えるよう整備済みの機械を購入することができます。農機具だけでなく発電機などのモーター系機械も多く取り揃えています。
販売後は初期不良対応や相談体制などが整っているため、万が一のトラブルが起こった際も安心です。
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発電機の選び方については、以下の記事もご覧ください。
【農家向け】発電機の選び方とシーン別おすすめ5選
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。