畑の土づくりにはトラクターは欠かせませんが、どの耕し方がベストなのか、いまいち分かっていない人もいるのではないでしょうか?
ここでは、トラクターを使った良い土づくりのための耕運方法を紹介します。土づくりの基本についても触れるので、しっかり仕組みを理解したうえで畑を耕しに行けるはずです。早速見ていきましょう。
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土づくりの基本
土づくりでおさえるべきポイントを紹介します。作物が育ちやすい環境を作ることで、収量の増加や病気になりにくい土壌につながります。
理想的な土壌環境の特徴
作物がよく成長するためには、適度な水分・空気・栄養が必要です。それらをバランスよく植物に提供するために、耕運作業(あるいは土を耕していくこと)が重要です。
固相・気層・液相のバランスが整っていることが良い土の条件とされていて、固相が半分の割合、気層・液相で残りを半々にするくらいが適切といわれています。具体的には、握りしめると適度な湿り気のある塊になるのが良い状態です。
耕すことで土に適度な空気が含まれ、水はけがよくなり、結果的に土壌を改善する微生物の動きも活発化します。根も張りやすくなり、作物の成長促進につながります。
理想的な土壌環境の作り方
耕せばよい土になるからといって、耕しすぎるのはいけません。土が細かくなりすぎ、水を含むと固く締まって逆に水はけの悪い土になってしまいます。
理想的な土壌にしていくためには、立体的な土の構造を作り、水はけの良さを実現する必要があります。
水を浄化する際は上からきめの粗い石、次に細かい砂、最後にきめの細かい炭などを使いますが、良い土壌環境にする場合はこれを逆にします。下に行けば行くほど土の塊が大きく、地上に向かうにつれ細かくなっていくように耕すのです。
そのため、トラクターや鍬を使って耕す場合は、20~30cm程度の深さから段階的に耕運を行って、細かさを調整すると理想的な環境に近づきます。ただし、土の状態によっては1度や2度の耕運で十分な場合もあるので、土の状態を見極めながら、耕運を重ねていくようにすると良いでしょう。
トラクターの耕運方法
トラクターを使った良い土づくりのための耕運方法を紹介します。運転のコツや作業順序をガイドしているので、ぜひ挑戦してみてください。
トラクターでできる耕運作業
トラクターでは、一般的な耕運をはじめ、深く掘って塊をほぐす「荒起こし」、より土を細かくする「細土作業」、土に溝を作ったり畝を立てたりする「作溝・畝立て」などがあります。水田では「代掻き」も行えます。
トラクターは、耕運用の爪を回転させるロータリー式の耕運と、作業機をけん引して行う耕運の2タイプを行えます。けん引式だと、素早い耕運が行える一方、小規模な畑では向かない場合があります。ロータリー式だと、車体の速度やロータリーの回転速度の調節で細かな作業の調整が可能です。一般的な農家であれば、ロータリー式で行うのがよいでしょう。
トラクターの運転方法は、以下の記事も参考にできます。
トラクターの運転方法を解説!初心者でも上手に運転できるコツは?
トラクターの必須メンテナンス
トラクターは、使用前後での手入れと定期的な手入れの両方が必要です。これらを行うことで劣化が少なくなり、不調も起きにくくなります。故障してしまうと修理に時間と費用が掛かるため、少し面倒でもメンテナンスはしっかり行うのがおすすめです。
毎日点検すべきポイントとしては、以下を参考にしてください。
● 外装・アタッチメント・タイヤの汚れ
● 燃料の量
● エンジンオイルの量
● バッテリー
そのほか、トラクターをしっかりと倉庫に入れる、あるいは泥跳ねのない場所でカバーをかけるなど、保管にも気を配ると長持ちにつながります。
トラクターのメンテナンスは、詳しくは以下の記事をご覧ください。
トラクターの寿命を知って対策を!長く乗るための方法も紹介
初心者のトラクター購入・買い替えは中古がおすすめ
トラクターの寿命は、稼働時間にもよりますが10年から20年程度といわれています。徐々に作業能率が落ちてきたり、修理の頻度が上がって買い替えを考え始める人もいるでしょう。
トラクターの買い替えや新規購入でおすすめなのが、中古での購入です。まだまだ現役として長く使えるトラクターや、最新機能をもったトラクターが見つかる可能性もあります。購入費用を抑えつつ、必要な機能を手に入れられるのが中古購入のメリットです。さらに、不要な農機具もあわせて手放しつつ原資にすることができます。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。