広範囲の草や生い茂った草を効率的に刈ることができる草刈機(刈払機)は、アタッチメントを交換することで作業の幅が広がります。ですが、草刈機本体やアタッチメントの種類は豊富で、何を買えば良いのか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、草刈機でできることを確認しつつ、アタッチメントの種類を解説します。マキタ、ゼノアといった草刈機のメーカーも紹介!自分のしたい作業は何かを確認し、ぴったりのアイテムを見つけましょう。
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草刈機アタッチメントでできること
草刈機のアタッチメントを交換することでできる作業は、主に以下に挙げるとおりです。
● 草刈り:アタッチメントによって刈れる草の種類を変えられる
● 枝打ち:草よりも固い枝を切り落とすのに使用できる
● 耕うん:整地など畑の土づくりに活用できる
● 清掃:刈った後の草を片付けられる
草刈り以外の作業ができるアタッチメントもありますが、最も数が多いのは草刈り用です。水田のあぜ道のように狭い場所や水草など多様なシーンに対応すること、草の絡みつきを防ぐことができるようになります。
草刈機アタッチメントの主な種類
草刈機アタッチメントは細かく分けるとかなりの種類になりますが、ここでは草刈り機にあらかじめ付属されていることの多いものや、おすすめの種類を紹介します。種類と特徴をおさえて、必要な作業ができるアタッチメントを選べるようになりましょう。
草刈りの環境に合わせて選ぶ刃「チップソー」「ナイロンカッター」
一口に草刈りといっても、草の種類や草の生えている環境は多様です。刃の種類を変えることで、対応できる草も変わります。
金属刃のなかでも主流となっているチップソーは、円盤状の刃に金属チップが取り付けられたものです。チップの数や円盤の大きさによって複数の種類があり、作業効率や対応できる草の硬さが異なります。
ナイロンカッターは、コードを高速回転させることで草を刈る仕様になっています。丸型は安全性、四角型は切れ味、スパイラル型は切れ味と静音性、のこぎり型は切れ味と耐久性が高いなど、コードの形状ごとに特長があります。
小枝も刈り込み整える刃「バリカン」「ヘッジトリマー」
バリカン、ヘッジトリマーは名前が異なりますがほぼ同じ道具を指し、主に庭や街頭などの植木・生垣を刈り整えるのに使われます。草刈機は丸い形の刃を回転させますが、バリカンやヘッジトリマーは直線状の支柱に対してのこぎり状に刃が付いているものが一般的です。
切れるのは細い枝までなので、木の幹を切り落とすことはできませんが、細かい調整が可能なのが特徴です。さらに、低い位置の草刈りから高い位置の枝まで対応できる幅広さも持ち合わせています。
樹木を切り落とす刃「チェーンソー」「ポールソー」
バリカン、ヘッジトリマーが細い枝まで対応しているのに対し、チェーンソーやポールソーはより太い樹木の剪定ができる道具です。
チェーンソーとポールソーは、刃の付いたチェーンを回転させて木を切るのは同じですが、特に長い持ち手で高い位置の木を切ることができるタイプをポールソーと呼びます。
草刈機のアタッチメントとしてチェーンソーを取り付ける場合は、ポールソーとして用いることが多いでしょう。
小規模な耕うんや中耕に役立つ「カルチベータ」
草刈機はアタッチメントを取り換えることで「刈る」以外の作業にも活用できます。その例がカルチベーターです。草刈機のスリムさを活かして、歩行型耕うん機では作業がしづらいピンポイントな場所での土づくりに役立ちます。
縦に回転するローターが2列や4列取り付けられており、畝の表層や畝の間を耕す中耕作業にちょうどいいサイズです。これまで鍬で手作業していた人は、作業効率が大幅に改善されます。コンパクトな菜園を耕すのにもおすすめです。
清掃や縁石の草刈りにも使える「カップブラシ」
カップブラシとは、電動工具の先端に取り付けて研磨を行うアタッチメントです。カップ状の金型の中に密集したワイヤーが取り付けられており、主に塗装はがしやサビ落としなどに用いられます。
柄の長い草刈機のアタッチメントとして取り付ければ、地面のコケをはがしたり、草刈機が当てづらい縁石の割れ目部分の草を取り除いたりする作業にも活用できます。
草刈機アタッチメントのおすすめメーカー
アタッチメントは種類だけでなくメーカーも多岐に渡ります。商品選びに迷ったときの基準のひとつとして、草刈機用のアタッチメントを豊富に揃える主なメーカーを紹介します。
アイデック:「うね草取りまー」など特徴的な商品を展開
安全と環境に優しい農業園芸機器を製造するアイデックは、草刈機のアタッチメントも工夫を凝らした製品がそろっています。
安全性の高さで受賞歴のある「スーパーカルマー」は、草刈機で注意すべき石跳ねや跳ね返りの危険が抑えられ、安全かつ効率的に作業ができます。
名前も印象的な「うね草取りまー」は、特許出願中の草刈りアタッチメント。草を粉砕するため草刈り後に集める必要がなく、刃がカバーで覆われているのでマルチシートの間などでも使えます。
ニシガキ工業:はさみの製造技術を活かした工具がラインナップ
ニシガキ工業は金属の製品メーカーで、植木の剪定道具や研磨機などを作っています。1969年の創業当初ははさみの製造を行っていたこともあり、その技術力を活かしながら現在はバリカン、ドリル、チェーンソーといった動力工具を開発しています。
草刈機用のアタッチメントは、切れ味はもちろん使いやすさと安全性にこだわった草刈用の回転刃や、縦型のバリカンが展開されています。
ゼノア:草刈機の交換用の刃が種類豊富
チェーンソーメーカーとして有名なゼノアは、スウェーデン企業のグループではありますが、もともとは日本で生まれた会社です。建設機器やエンジンなどを製造してきたノウハウを活かし、草刈機やチェーンソーなど小型機器のメーカーとして成長してきました。
草刈機のアタッチメントはバリカン、チェーンソーもありますが、チップソーやナイロンコードの種類が充実しています。草刈り用の替刃を探すときにチェックしてみてはいかがでしょう。
マキタ:メーカー品専用のアタッチメントが充実
電動工具メーカーとして一般家庭でも高い知名度を誇るマキタは、オプションとして専用のアタッチメントを豊富に取り揃えています。
その種類は実に多彩で、草刈り用はチップソーとナイロンカッターのほかにT字型のトリマも展開しています。ポールソー、ヘッジトリマー、カルチベータのほかに、掃除に使えるブラシやスイープ、ブロワまで。
マキタの草刈機を購入するなら、ぜひアタッチメントも買いそろえて多様なシーンで使いこなしてみてください。
アタッチメントごとの適切な草刈機は異なることに注意
これまで草刈機に取り付けられるさまざまなアタッチメントを紹介しましたが、ひとつ重要な注意点があります。それは、草刈機によって取り付けられるアタッチメントが限られているということ。
チップソーやナイロンコードのように汎用性のあるアタッチメントでも、草刈機本体と出力が合わないと効率を落とすことになってしまいます。
アタッチメントを購入する前に、必ず手持ちの草刈機が対応しているかを確認しましょう。使いたい用途に合わせて草刈機を買い替える必要があるかもしれません。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。