マルチ張りは野菜の栽培に欠かせない作業ですが、体への負担が大きく、効率化を図りたいと考える人は少なくありません。さまざまなマルチ張りの道具が販売されているなかで、おすすめしたいのが手持ちの管理機にマルチャーを取り付けることです。
この記事では、管理機用マルチャーの購入を検討するときのポイントを徹底解説。価格相場からメーカー別の特徴、使い方まで、管理機用マルチャーの基本をまとめました。購入の際の参考にしてください。
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管理機用マルチャーを使うメリット
管理機に取り付けるだけで使えるタイプのマルチャーは、管理機をバックさせながらマルチを貼っていきます。製品のサイズ展開は幅広く、シート幅やうねの高さが調整できるものもあり、家庭菜園から2000坪近い農地まで対応可能です。
うねの整形からマルチ貼りまでを一連の作業として行えるうえに、小回りが利き、少しずつ確認しながら進められるので、初心者でも比較的簡単にマルチ貼りの作業ができます。
管理機用マルチャーの価格相場
人力用のマルチャーは10万円を切るタイプもありますが、管理機に取り付けるアタッチメントタイプのマルチャーは新品だと5万から20万円程度のものが流通しています。トラクター用になると20万から50万円近くするものもあるため、管理機のマルチャーは比較的安価と言えます。
中古の場合は、アタッチメント単体だと5万から10万円、管理機とセットで20万円前後がおおまかな相場です。管理機をまだ購入していない場合は、中古でセット購入するという方法もあります。
管理機用マルチャーを選ぶときのポイント
マルチャーを選ぶときに気を付けたいのが、マルチの幅と適応マルチシート幅です。機種によって少しずつ異なるので、自分の農地や作物に必要なサイズをあらかじめ確認しましょう。
可能であれば管理機とマルチャーは同じメーカーのものを選ぶようにしましょう。違うメーカーだと接続ができない、特殊な部品が必要になるといったことがあります。ただし、同じメーカー同士でも接続できない機種があるため、必ず販売店に確認するようにしましょう。
【メーカー別】管理機用マルチャーの特徴
では、管理機に取り付けるマルチャーにはどのようなものがあるのでしょうか、農機具の主なメーカーで販売されているマルチャーの特徴を紹介します。
クボタ
有名な農機具メーカー、クボタは管理機用のアタッチメントも充実しており、マルチャーの機種も複数にわたって展開しています。どの種類もうねの整形とマルチを両立しているため、一台で一気に作業の効率化を図ることができます。
適応しているうねの形状も多いため、その一例のみ紹介します。
● ハッスル平うね
幅50~120cm、すそ70~130cm、高さ5~20cm、適応シート幅90~150cm
● イージー可変平うね
幅70~120m、すそ70cm~120cm、高さ5・10・15・20cm、適応シート幅95~160cm
● シンプル平畝
幅60cm、高さ約10cmで調整不要、適応シート幅95cm
● 平畝マルチセット
幅45・55・65cm、すそ67・71・75cm、高さ7・12・17cm、適応シート幅95cm
● 小うね作りセット
幅55cm・高さ23cm、適応シート幅95cm
ヤンマー
テレビCMを通じて昔からお茶の間に馴染み深いヤンマーの農機具は、管理機の需要も高く中古市場でも人気のあるメーカーです。
マルチャーも、平うね・小うねの整形とマルチが同時にできるタイプもあれば、シンプルなマルチ貼りに特化したものと、目的に合わせて選びやすいラインナップが揃っています。
● 平うね整形同時マルチ
①幅50~120cm、すそ60~125cm、高さ5・10・15・20cm、適応シート幅95~150cm
②幅45~110cm、すそ55~120cm、高さ7・12・17cm、適応シート幅90~150cm
● 小うね整形同時マルチ
①幅40~60cm、高さ20~32cm、適応シート幅40~60cm
②幅40~65cm、高さ22~30cm、適応シート幅40~65cm
● けん引マルチ
カマボコうね:幅50~60cm、高さ25~40cm、適応シート幅75~135cm
台形うね:幅50~130cm、高さ5~40cm、適応シート幅75~180cm
イセキ
100年以上の歴史を持つ農機具メーカーであるイセキは、最新の農機開発にも積極的です。マルチ貼りができるうね立て用のアタッチメントは、あらかじめタネが封入されたテープシーダを使用して、大幅な作業の省力化が図れます。
● うね立て(マルチ):幅20~30cm、すそ38~46cm、高さ12~20cm
国内の農機具メーカーについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
農機具メーカー国内売上高ランキングTOP7!選び方のポイントも解説
マルチャーをお得に購入する方法
国内メーカーの農機具は故障しにくく、マルチャーも例外ではありません。そのため、中古でもまだまだ使えるものが揃っています。また、不要になった農機具を元手にするのも、お得にマルチャーを購入するコツです。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。