積雪地帯に必須な除雪機は種類が多く、新しく買おうと思ったときに何を基準にしたらいいか迷いがちです。メーカーも、二大大手のホンダとヤマハ以外にも多くあります。
ここでは、除雪機メーカーを特徴別に紹介し、おすすめの除雪機をピックアップしていますので、除雪機選びの参考にしてください。
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状況別!除雪機の選び方
除雪機は、小型から大型までのサイズ感だけでなく、馬力、動力源、機能などでそれぞれ違いがあります。
除雪機をより適切に選んでいくために、規模ごとの適切な選び方を紹介していきます。
家庭用の除雪機の選び方
家庭で使用する除雪機を選ぶなら、まずは扱いやすさに注目するとよいでしょう。取り出しやすく小回しの利く小型タイプの中でも、特に充電式のものだと、パワーは落ちますが別途ガソリンなどを準備する必要がありません。
さらに、走行タイプには「自走式」と「手押し式」の2タイプがありますが、軽量で低価格かつ操作しやすい手押し式を選びましょう。
大規模用の除雪機の選び方
農地や広大な私有地など、大規模に使う必要がある場合は大型タイプを選ぶと効率的です。スペックとしては、パワフルな「エンジン式」あるいは「ハイブリッド式」、そして走行タイプはできるだけ力を必要としない「自走式」を選ぶとよいでしょう。
除雪機の対応幅にも機体ごとに差があるため、広さに合わせて選ぶのがおすすめです。なお、家庭用・大規模用にかかわらず、積雪量が多ければ多いほど大型の除雪機が望ましいといえます。高く積もった雪をどけるには除雪力が必要なためです。
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10のメーカーから見る特徴とおすすめ除雪機
日本国内で活躍している除雪機の10のメーカーをピックアップしました。それぞれの特徴と、おすすめの除雪機を紹介します。
● ホンダ
除雪機だけで17種類のラインナップを誇るホンダは、ひときわ人気のメーカーです。品質の高さと安全性の高さをうたっており、赤い塗装が特徴的。
家庭用に使える小型タイプは10種類あり、価格帯は30万~40万ほどがボリュームゾーンです。
5年の長期サポートも付けることができるうえ、安全かつ長く使ってもらうための工夫が機体にも詰め込まれています。
持ち手の高さ調節機能や、除雪機能を高める独自の技術「クロスオーガ」も特徴的です。
クロスオーガ搭載の小型除雪機としておすすめなのが、「HSS760n(JX)」。重く固くなってしまった雪もかきあげ、スムーズな除雪が可能です。
● ヤマハ
ヤマハも、ホンダと同じく人気の高い除雪機メーカーです。パワフルでありながら静音を目指しており、初心者でも使いやすいモデルが目立ちます。
除雪機の種類は15もあり、そのうち家庭で使える小型タイプは9種類と豊富です。ヤマハ独自の静音設計や、雪詰まり対策「超高分子量ポリエチレン成形板」など、独自技術を駆使した製造を行っています。
1台でブレード機能も吹き上げるロータリー機能も使える「ブレード機能」や、スムーズな回転を可能にする独自設計など、嬉しい機能を備えた機種も見つかります。全機種搭載の燃料コックの簡単仕様も、細やかな配慮を感じます。
豪雪地帯の家庭におすすめなのは、1台2役のブレード機能を搭載した「YT660-B」です。60センチの除雪幅で、コンパクトでありながらもパワフルな除雪を行えます。
● 和銅産業
和同産業はハンドガイド式歩行型除雪機に関して日本一の生産高を誇る岩手県本社の除雪機メーカーです(自社調べによる)。
押すタイプの除雪機であるスノーブレードから2種類、小型の除雪機から8種類、中型8種類、大型6種類と、全方面で幅広いラインナップです。中~大型のラインナップが豊富なことから、大規模に使いたい人におすすめしたいメーカーです。
価格帯は少し高めの設定で、小型のもので40万円から90万円台で展開されています。その分性能も豊富で、除雪中の異物混入への対応機構でメンテナンスのしやすさにも貢献する「トリクリミッタ」や、夜間の使用に嬉しいLEDライトが備えられています。
大型の除雪機は全てディーゼルエンジン仕様のモデルとなっており、環境への配慮として新エンジンを搭載したエコ志向の企業向けの除雪機もあります。
最もシンプルなモデルの「SXG2412T」でも23馬力はあり、かなりのパワフルさを発揮できます。豪雪に対応できる2段オーガ仕様と安全機構も嬉しいポイントです。
● ヤンマー
農機具のメーカーとしても有名なヤンマーですが、除雪機に関しても多くのラインナップを誇ります。
除雪機安全協議会の「歩行型除雪機安全規格」を満たしている上、全ての除雪機では対人対物の賠償保証がつけられています。
小型の除雪機で4種類、中型で4種類、大型で7種類の展開です。大型の除雪機はプロ仕様として売り出されていて、広い駐車場や道路での使用を想定して作られています。馬力は15~44まで幅広く、効率的な除雪のためにスムーズな走行と投雪距離の調節機能などが搭載されています。
大型除雪機の中でも15馬力のコンパクトタイプである「JL-1510,X」は、傾斜のある土地でも操作しやすくなっており、取り回しのしやすさが特徴です。
● ヤナセ
ヤナセは固い雪質でも対応できる除雪機「スノースロワー」を強みとしています。小型の除雪機で5種類、中型2種類、大型2種類と、小型の除雪機に割合を置いているのが特徴です。
安定した操作性と、パワフルな除雪性能を持つオーガを備えていて、雪国に住む家庭に寄り添う姿勢での設計開発を行っています。
最もコンパクトなタイプである「Y7-9GB」は、簡単な操作性と旋回のしやすさが標準装備です。
● フジイ
フジイは新潟発の除雪機・草刈機メーカーで、「フジイスノーロータリー」という名称で多くの除雪機を展開しています。
小型から大型の除雪機だけではなく、ドーザー除雪機やパワーダンプまでそろっていて、さまざまな積雪量に対応できる機種が見つかります。
雪の持ち上げから積み込みまでをパワフルに行えるドーザー除雪機「パワーブレード
SL1308M」は、簡単な操作でパワフルな除雪を行い、安全性の高さを誇ります。
● ハイガー
ハイガーは電動除雪機からガソリン式除雪機まで、コンパクトなサイズの除雪機を展開している会社です。自社開発の除雪機もあれば、海外ブランドの国内展開として輸入している商品もあります。
自社開発の「HG-K1650」は、1600ワット・屋外20m以内で稼働する電動除雪機です。小型でシンプルながら、最大30cmの積雪を除雪することができます。
● デイトナ
バイクメーカーであるデイトナの除雪機は、スマートな外観とパワフルな除雪機能が特徴です。
「snow man」と名付けられている「DS-9260(品番87811)」は無段変則を採用していない代わりに、マニュアルギアでどんな積雪タイプにも対応できるようになっています。除雪高は最大40cm、除雪幅は60cmとコンパクトで、家庭での使用に向いています。約30万円という手ごろな価格も魅力です。
● 工進
工進は小型の除雪機を生産しているメーカーです。エンジン式3種類と充電式1種類を展開しています。
その中でも特に家庭向きに作られているのが「ブレード型充電式除雪機 オスカル SR-350」です。筋力がない人でも楽に除雪できる使い勝手が特徴です。急発進しないよう、常に低速での走行設定になっていて、安全性に配慮されています。
また、バッテリーが切れた時でも動かすことができるよう、ニュートラルギアが備わっているのも嬉しいポイントです。
● オーレック
草刈機で世界中で活躍しているオーレックでは、除雪機も製造しています。SNOW CLEANという歩行タイプの小型ラインナップで、3種類から選べます。
「MX50A-S80」は、アタッチメントで耕運機にも早変わりするのが特徴の除雪機です。バッテリーも2つついており、長時間の作業が可能。バッテリー1つ当たり30分の稼働が可能なので、家庭での使用であれば十分な除雪作業ができるでしょう。
除雪機を扱う際の注意点
除雪機を動かす際には、ケガをしないことが一番重要です。近年の除雪機には、安全機能が付いたものも多いですが、毎年ケガの発生だけでなく死亡事故も起きています。
安全機能を無効化して使用することや、周囲への注意力がない状態で除雪機を使用することは控えましょう。
エンジンをつけっぱなしで離れることや、雪詰まりの解消のために道具ではなく手を使うのも危険です。案外足元が滑って転倒した結果事故が起こることもあるので、慎重な動きを心がけましょう。
経済産業省|「除雪機の死亡事故」7割が誤使用・不注意
お得に除雪機を買うためのコツと相場を紹介
除雪機をお得に買うには、下取りに出すあるいは買取業者に買い取ってもらうと資金ができます。その資金をもとに、中古の除雪機を購入することで大幅に出費を抑えることができるでしょう。
中古だと壊れているのではと不安に思ったり、メンテナンスが大変そうと思われるかもしれません。しかし中古の除雪機とはいっても、買取業者によってはすぐに使える状態で売りに出しているところがあります。きちんと修理しメンテナンスを施したうえで、販売している業者とそうでない業者があるのです。
そうした使う人のことまで考えた買取業者を選ぶことも、結果的にお得に買うことにつながります。購入後のメンテナンスも面倒見てくれるところはなお良いでしょう。
小型の除雪機だと、新品でおよそ20万から40万円、大型のものだと100万円近くかかるのが相場です。
中古で買うとしたら、状態によりけりですが相場として5万円から15万円前後で購入できる場合があります。あと何年使うのか、使えるのかを鑑みつつ、ぴったりの除雪機を見つけてください。
除雪機の中古購入から買取依頼まで、あぐり家におまかせ!
あぐり家は、元々は農機具の修理業から始まり、現在は除雪機を含めた農機具専門で買取・販売を行っている業者です。
買い取った後は修理とメンテナンスをしっかり行い、販売した後もアフターフォローとして初期不良の対応まで行っています。
整備士が常駐していて壊れた機械も修理ができるため、古い機械や壊れた機械でも買い取ることが可能です。倉庫に眠っている不要な機械を丸ごと持っていってほしいという要望にも応えられます。
独自の販売ネットワークを持ち、幅広い農機具を適正・高額で仕入れられるように工夫しています。
機械の状態をしっかり見極められるため、丁寧に扱った分はそのまま価格に反映されます。
除雪機を買いたい、あるいは売りたいと思ったときは、まずはあぐり家に相談してみてください。LINEやフリーダイヤル、メールフォームなどで対応しています。
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株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。