コンバインはどう使う?用途に合わせたおすすめの種類まで徹底解説!

コンバイン
コンバインで稲刈りをしている

これから農業を行おうと思っている人にぜひ知っておいてもらいたい「コンバイン」。日本の稲作を支える大きな役割を持つコンバインですが、その特徴や種類を知らない人もいるかもしれません。あるいは、自分の行う農作業に必要なのかどうかを知りたい人もいるでしょう。

ここではコンバインとはそもそも何かを改めて見ていき、コンバインの種類や特徴、使い方を詳しく説明していきます。コンバイン選びの参考にしてみてください。

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そもそもコンバインとは?

コンバインとは、簡単にいうと稲や麦の収穫時の刈り取りから脱穀、選別までの3つの作業を行う農機具のことです。

これらの3つの作業を1つの農機具で済ますことができるので、今では農作業の効率化をするうえで欠かすことができない農機具となっています。

コンバインが普及するまで、全て手作業で行ってきたと考えると、何十倍もの労力と時間を減らすことができたといっても過言ではないでしょう。

コンバインの仕組みとは?構造部を詳しく解剖

コンバインは収穫・脱穀・選別と3種もの業務を行うことができるため、機械としての構造も複雑です。具体的にどのような構造になっているのかを確認し、コンバインの特徴を把握しておきましょう。

コンバインは5つの構造でできている

コンバインは、「刈取部」「輸送部」「脱穀部」「殻粒処理部」「排藁処理部」の5つの構造で成り立っています。

「刈取部」は文字通り稲を刈り取る部分で、「輸送部」は収穫した作物を移動させる部分です。
「脱穀部」では収穫したもののうち、茎やもみ殻を脱落させ、「殻粒処理部」で取り出されたもみを保管します。「排藁処理部」は藁や茎などの不要物を処理する機構です。

「殻粒処理部」は、グレンタンク式と袋詰め式がありますが、今はタンクに詰めるタイプのグレンタンク式が主流です。袋詰め式は袋の交換が必要になり、手間がかかってしまうので、あまり使われなくなってきているのです。

しかし、大型のコンテナやトラックが入れない場所で農作業をする場合などは、袋詰め式が活躍しています。

コンバインの使い方のコツは以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

コンバインで稲刈りする方法を解説!効率よく刈るコツも紹介

コンバインの種類は2つ! 自脱型と普通型を覚えよう

コンバインには自脱型と普通型があり、それぞれ特徴が異なります。どのような農業を行うかで適切な種類が異なるため、特徴を押さえておきましょう。

自脱型コンバインの特徴と使い方

自脱式コンバインは、刈り取りと脱穀が両方でき、構造が複雑で選別能力が高いのが特徴です。刈り取るときに取り込むのは穂先だけで、米や麦を傷めずに選別が行えます。

作業前には、コンバインに不具合やオイルが充分か、特に「輸送部」に異物混入がないかを確認します。エンジンをかけたときに音やかかり具合の点検、また、袋詰め式の場合は袋の準備が必要です。

使用後は掃除や必要なメンテナンスをすると長く使い続けることが可能です。普通型に比べると構造が複雑な分、必要なメンテナンスが多くなってきます。

普通型コンバインの特徴と使い方

普通型コンバインは、大豆、そば、トウモロコシなど幅広い種類の作物に使うことが可能です。複雑な構造の自脱式に比べると選別能力は劣りますが、刈り取り部分を変えるだけでさまざまな作物に対応できます。

自脱型同様、作業前に不具合がないかの確認をします。構造が自脱型に比べ単純なので、メンテナンスがしやすいのがメリットです。

どちらが向いている? コンバインの種類を選ぶ際のポイント

米や麦などの稲作中心の農業をする場合は、選別能力が高い自脱型コンバインが適しています。一方、普通型は、稲作以外の幅広い農業も行う場合に適しています。



コンバインの購入予算は?

コンバインは高価なため、気軽に購入するものではないものの、必要不可欠な農機具としてお金をかけることも重要です。

購入予算の目安として、新品の場合と中古の場合を見ていきましょう。

新品の場合:400万円~800万円程度

一般的なコンバインは400万円以上で、刈り条数や馬力などの性能によっては1,000万円を超える高額なコンバインも存在します。例えば同じメーカーでも2条刈りだと150万円前後ですが、3条刈りになると500万円前後になる場合があります。

必要な刈り条数は、農地の規模などにより異なり、刈り条数が多いほど高額になります。
また、メーカーにより独自の機能が付けられており、便利な最新機能を備えた機種ほど高額になる傾向にあります。

中古の場合:10万円~150万円程度

中古の場合も新品同様、刈り条数や馬力などの性能により価格が大きく変わります。加えて中古の商品はコンバインの状態や使用時間によって左右されるので、ネットで写真と文章だけで判断するのではなく、実際に販売店で確認する方が確実です。

古くなった、壊れた以外にもさまざまな理由で中古品として売られているものがあります。中には、状態の良いコンバインや、使用時間が短くお買い得なコンバインがある場合がありますので、ぜひ積極的に探してみてください。

あぐり家のコンバイン商品一覧はこちら

また、農機具の買取相場を以下の記事でチェックすることもできます。

【使わなくなった農機具を売りたい方へ】買取価格の相場は?高価買取のポイント解説

すでに古いコンバインがあって買い替えをしたいなら

コンバインなどの農機具がすでに手元にあり、古い農機具を売却した資金を元に新たに買い替えするのもよいでしょう。

その場合は、古い農機具を適正に買い取ってもらうために、信頼できる農機具の買い取り業者に見積もり依頼することをおすすめします。しっかりとした機械の目利きがあり、壊れていても修理して売りに出してくれるような買い取り業者だと、価値の取りこぼしは少ないでしょう。

古いコンバインがお手元にある場合は、以下の記事が参考になるでしょう。

コンバインの寿命は?故障が起こるタイミング、長く乗るコツを解説

コンバインの中古購入は、農機具専門の売買業者あぐり家へ!

コンバインは、効率的に農業を営むうえでは欠かすことができません。しかし、最新機種を購入すると、性能が良い分非常に高額です。

農機具は、以前の使用者が大切に必要なメンテナンスを行っていれば長く使用できます。また、専門の修理業者が適切な修理を施すことでも長く使うことが可能です。

あぐり家の中古農機具販売は、元々農機具の修理・販売から発展したこともあり、状態の良い中古の農機具を幅広く取り揃えています。

さらに、中古のコンバイン売却を検討するならあぐり家にご相談ください。あぐり家では、元農機具修理・販売店の実績を生かし、適正価格を見極め提示します。

販売・買取後もプロの整備士がいるので安心して相談できます。査定は完全無料なのでお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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