耕運機のエンジンがかからないときの原因を解明

耕運機
イセキの青い耕運機KLC6

耕運機のエンジンがかからない場合に考えられる原因は、主に燃料系のトラブルや  キャブレターの詰まりです。耕運機は車と同様に、エンジンに燃料を送り込みピストンによって稼働する仕組みです。長く大事に使っていくためには、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

うっかりメンテナンスをサボってしまってエンジンがかからない!思い当たることがないのになぜかエンジンがかからない!といった人のために、原因と対策を説明していきます。

耕運機のエンジンがかからない原因

耕運機のエンジンがかからない際には、第一になぜ動かなくなったのか原因を突き止める必要があります。原因がわからない場合は、以下の4つの原因をまず簡単に確認してみましょう。

 


  1. 燃料がプラグにかぶった

  2. 燃料が劣化した

  3. タンクがサビている

  4. 電気が通っていない


 

‎エンジンがかからない原因の一つとして、長年使用しているため、耕運機のパーツにダメージが蓄積され故障してしまうことがあります。

トラクターやコンバイン、耕運機はエンジンで動く機械です。エンジンを正しく使っていくためには、エンジンオイルを注入し、点火プラグを交換するなど、定期的なメンテナンスが求められます。

もう一つの主要な原因は「燃料のプラグかぶり」です。 燃料かぶりとなると、点火プラグが濡れることになり、故障に似た症状が見られます。何度もセルを回しているとプラグが濡れてしまいエンジンがかかりづらくなってしまうのです。

上記の4つの原因以外にも、不調の原因はあります。詳しく見ていきましょう。

レバーがニュートラル状態でない

耕運機や車のエンジンをかける際には、必ずパーキングか、ニュートラルにギアを入れておきます。それ以外にギアが入っている場合にはエンジンはかかりません。単純なことですが、これができていないとエンジンはかからないので、確認してみましょう。

バッテリーが上がっている

耕運機のバッテリーが上がれば、その分電気をエンジンに送ることができないためエンジンがかかりません。エンジンをかける際には十分にバッテリーが充電されている必要があるのです。

 

定期的に耕運機を使用していれば自然と電力を蓄えることができますが、3か月もしくは半年以上放置している場合には、バッテリーが自然と放電してエンジンがかからないことがあります。

 

定期的にバッテリーの点検や交換をするなどのメンテナンスを行い、良い状態を維持していくようにしましょう。

ヒューズが切れている

ヒューズが切れていると電気がつかない状態のため、そもそもエンジンをかけることができません。ヒューズを新しく交換する必要があります。

 

セルが回らない状態の時はヒューズが切れている可能性が高いので要確認です。電源はすべての要でもありますので、早急に取り替え・修理を検討しましょう。

燃料が変質・劣化している

長い間耕運機を使用していない際には、燃料が変質、劣化している可能性があります。使用していない燃料は時間の経過とともに不純物が混合することがあり、それが原因で劣化してしまいます。長期間使用しないようならば燃料を抜いておく、あるいは定期的に動かして燃料を少しでも使用するなど、対策を行いましょう。

 

また、長期間燃料が入っているとタンク自体が劣化します。タンクが金属製の場合には特に、サビなどが発生してしまうので注意が必要です。

キャブレターが詰まっている

キャブレターが詰まっていると、適切な量の燃料をエンジンに送ることができません。そのためエンジンがかからないことにつながるのです。耕運機のエンジンの不調を防ぐため、キャブレターを定期的に清掃する必要があります。

 

キャブレターの詰まりを解消するためには、一度解体して洗浄液などで燃料の出入り口を掃除しましょう。キャブレターの下の部分に燃料コックがあるので、燃料を抜いてから洗浄することができます。

燃料かぶりが起きている

エンジンが掛かりづらく何度もセルを回し続けることで、プラグに燃料がかかる「燃料かぶり」が起きます。

 

プラグの点火がしづらくなり、エンジンが始動しなくなりますので、時間をおいてプラグが乾いてから再度セルを回すなどしてエンジンをかけるようにしましょう。

タンクがサビている

タンクがサビていると、適切な量の燃料をタンクからエンジンに送ることができません。長年使用していない耕運機の場合には、サビによってフィルターが詰まってしまい、結果的にエンジンがかかりづらくなってしまったり、エンジンがかからなくなることもあります。タンクのサビを見つけたらそのままにせず、すぐにサビ落としなどで対処していきましょう。

エンジンの焼き付きが起きている

耕運機のエンジンの焼き付きが起こると、正常にエンジンを動かせなくなります。

 

まず異音が発生し、内部のゴムパッキンが焼けてしまいます。焼け付いたパッキン部分から古くなったエンジンオイルが漏れるなどして、二次的な障害も考えられます。

 

エンジンの焼き付きがおこらないよう、定期的にエンジンオイルを交換する必要があります。

 

耕運機のエンジンが焼き付く原因の一つとして、熱とオイルの問題があります。

 

エンジンへの冷却が十分でないとオーバーヒートすることもあるので、定期的に冷却水の点検をして補充をしましょう。またエンジンオイル不足も焼き付きを招く要因の一つとなります。

耕運機のエンジントラブルを防ぐためにできること

耕運機のトラブルを防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスによって、耕運機を長期的にトラブルなく使用することができます。

 

メンテナンスのコツを覚えて、普段のケアに生かしましょう。

 

使用後のメンテナンスと掃除

作業後は清掃やサビつき防止剤などを使用して、キャブレターの汚れを落としましょう。

 

耕運機に適したエンジンオイルを使用するなどして丁寧に取り扱いをしていれば、オーバーヒートを防ぐことも可能です。

 

燃料は抜いておく

今後1か月以上使用する予定がないときは、燃料を完全に抜いておきます。定期的にエンジンをかけて機械を動かすならば入れておいても良いのですが、忘れてしまってうっかりサビつかせないためにも、覚えているうちに対策しておくのが吉です。

 

まずは燃料コックを閉めます。その後に、用意したバケツへチューブを下に引っ張ります。このときに燃料が液垂れすることもあるので注意が必要です。このときに取り出した燃料は、燃料タンクに再度戻して使用することもできます。

 

適切な保管場所に駐車をする

耕運機を適切な場所で保管しておくと、劣化防止につながります。特に直射日光や高温多湿な場所を極力避けましょう。

 

多様な部品が集まった機械のため、温度や湿度の変化が少ない場所が保管に適しているのです。

 

タンクやキャブレターをきれいに掃除しておき、適した場所で保管しておれば、様々なトラブルを防止することが可能です。

 

長くきれいな状態で使い続けるためにも、普段から手入れや保管に気を配ってみましょう。

耕運機の修理相談・売却方法

自分で復旧が難しい場合や症状が改善しないときは、専門の農機具修理に相談すると良いでしょう。

 

耕運機のエンジンがどうやってもがかからない際には、無理をせず修理を依頼しましょう。修理をすれば、古くても再び使えるようになり、買い替えの必要はありません。

 

あるいは、この期に買取業者に見積もりを出してみると意外な価格が返ってくるかもしれません。その金額を一部使って、買い換えをしてみるのも一つの手です。

耕運機の査定・買取はあぐり家へ相談を

古くて使いづらい耕運機があり買い換えたいなら、農機具専門買取業者へ相談しましょう。

 

あぐり家は農機具専門買取業者なので、プロが査定に直接出向き、耕運機の状態をしっかり見極めます。何十年も使った耕運機や、故障でエンジンがかからない耕運機まで、エンジントラブルのある状態でも買取ができます。

 

農機具ランドあぐり家では農機具の売却の相談をLINEでも受け付けています。査定までの流れもホームページで詳しく説明してます。全国無料査定を受付中なので、ぜひ気軽に相談をしてみてください。

 

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔
(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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